ワインボキャブラ天国【第99回】「複雑な」 英:complex 仏:complexe

ワインボキャブラ天国【第99回】「複雑な」 英:complex 仏:complexe

連載企画『Firadis ワインボキャブラ天国』は、ワインを表現する言葉をアルファベットのaから順にひとつずつピックアップし、その表現を使用するワインの例などをご紹介していくコーナー。
このコラムを読み続けていれば、あなたのワイン表現は一歩一歩豊かになっていく・・・はずです!

取り上げる語彙の順番はフランス語表記でのアルファベット順、ひとつの言葉を日本語、英語、フランス語で紹介し、簡単に読み方もカタカナで付けておきますね。
英仏語まで必要ないよー、という方も、いつかワイン産地・生産者を訪れた時に役に立つかもしれませんから参考までに!!

ということで今回ご紹介する言葉は・・・

「複雑な」 
英:complex  仏:complexe (形容詞 発音は「コンプレクス」)

「良いワイン」「おいしいワイン」に明確な基準が無いように、ワインの「複雑性」にも定義はありません。ですが、ワインを少し飲みなれた方なら、自分なりに「シンプルなワイン」と「複雑なワイン」の違いは区別できるはず。

「シンプルなワイン」は、香りはとてもピュアな果実の香り、味わいもフレッシュな果実味がジュワッ!と広がるような、分かり易く誰もがすなおに「おいしい(*残念ながら逆の場合もありますが)」と思えるようなワインです。

一方で「複雑なワイン」とは、例えば果物、香辛料、ハーブ、ジャンルの異なるものの香りが混ざり合ったような香りを感じ、このコラムで紹介している表現を沢山並べ立てたくなるようなワイン。
味わいでいえば、口の中で様々な風味が変化しながら現れてくるワイン。最初は鮮烈な酸がビシッと出てくるのですが、果実の甘みが現れ、最後は豊かな渋み(タンニン)でフィニッシュして、余韻が長く続き、その味わいにいつまでも浸っていたいと思わされる・・・こう感じるのは、やはり上級のワイン、長い時間熟成させたワインが多いですね。

これら2つの違いはとても明快。ワインの「複雑性」とは、・味わいともに要素が多く多層的/重層的であること、そして底の見えないような奥行き・深遠さを感じさせることだと思います。一言で端的には表現できず、様々なイメージや言葉が浮かび、自然と言葉が多くなってしまう。
時にはあまりの複雑性・奥深さに語る言葉さえ思いつかず、ただただ「凄い」の一言を飲み込むのみです。

そんなワインに出会ったときは、まず総括的に「とても複雑な要素を持ったワインですね」という感嘆の言葉から語り始めてみてください。そのワインの素晴らしさを、強いインパクトで伝えられることと思います。

それでは今回はこのくらいで・・・。
今日、あなたの表現するワインの世界が少し広がりました!

テイスティングコメントに「複雑な」の表現を使ったワイン一覧はこちら
https://firadis.net/「複雑な」の表現を使ったワイン一覧


*以下は類似した表現についてのコラム。よろしければこちらも併せて読んでみてくださいね。

第42回「フィネス」の回はこちら
https://firadis.net/column/vocabulary-no042/

 

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