ワインペアリング奮闘記　第22回「Because, I’m Cabernet Sauvignon　from Southern France」

『お料理パパのワインペアリング奮闘記』第22回
BBQに持って行くワインはこれ！

このコーナーは毎回課題のワインに合わせたお料理を実際に作ってレポートするコラムです。

コラムの性質上下記について、ご容赦いただいております。
■失敗してもやり直しできませんので、その時は何がダメだったのか考察する回とさせて下さい。
■うちの子に乳製品アレルギーがあるため、チーズやクリーム、ミルクなど乳製品が使えません。

さて今回のお題は『Because, I’m Cabernet Sauvignon from Southern France』です。

フィラディスが提案する、楽しく味わいながらワインの知識を深めていくことができるシリーズ、
Because,の南フランス産、カベルネ・ソーヴィニヨンです。このコーナーではお初のご紹介ですね。

真っ赤に目を引くラベルには、なんとこのワインから感じ取れる「香りの要素」たちが描かれています。
鉛筆が何本も並んでいますが、実際に鉛筆の香りがするのでしょうか？？
ともあれ、グラスに注いでみましょう。まず、色調は輝きのある深いダークルビーレッドです。
香りをとってみると、真っ先に感じられるのは、よく熟したブラックチェリーやジャム、リキュール等でした。
次に感じられたのはスパイシーなニュアンス。そして、仄かに木のような香りも感じられます。
口に含むと、まず赤から黒系フルーツの完熟した甘味をしっかりと感じます。
酸味は穏やか、タンニンはしっかりと感じるものの、よく溶け込んでいて荒々しさがありません。
そして独特のどこか鉄っぽいフレーヴァーを感じました。なるほど・・・この金属的なニュアンスが他の要素とあいまって鉛筆と感じられるのでしょうね。言われてみれば、確かに鉛筆の香りのような気がしてきます。面白いですね。
余韻は長く、深みやコクが続いていく感じです。
ラベルに違わず、様々な複雑な香りの要素を楽しめる赤ワインですね！
それでいてフルーティな飲みやすさもあり、多くの方に好まれそうな赤ワインだと思います。

併せるお料理ですが、この飲みごたえや存在感にマッチさせるには、やはりお肉でしょうね。
大変ジューシーなワインですので、タレを使うと良さそうです。
タンニンのレベルから、ある程度噛み応えがあっても良いと思います。基本、赤身でしょう。
価格も手ごろでスクリューキャップなので、シチュエーションとしてアウトドアにも良いと思います。
そこで、今回はちょっと番外編にしたいと思います。
なんと丁度このタイミングで「フィラディスBBQ大会」が開催されますので、このワインを持参してBBQとの相性を検証しましょう！

作り方：
用意されたのは適度にサシの入った赤身和牛、そしてウィンナー、鶏肉、豚肉、お野菜 etc.
これらを炭火で網焼きするスタイルです。

※実実際の※実際のBBQ大会の様子。お肉の写真が無くてすみません。

実食：
脂を滴り落としながら、煙をあげながら焼けていくお肉を、熱々のうちにタレをつけていただきます！
うーむ。流石炭火ですね。お肉エッジはクリスピーに、中央はふっくらとしています。
噛み応えがあって、旨味はしっかりですね。なかなか良いお肉です。
では早速この赤ワイン、Because, I’m Cabernet Sauvignon from Southern Franceをいただきましょう。
おおっ、このジューシー感、心地良いですね。赤ワイン自体がタレの一部のようにお肉にしみこんで、一体化していくイメージです。
赤ワインがお肉に対して程よく甘味と酸を補完し、独特の鉄っぽいニュアンスも旨味の強調に一役買っているようです。
余韻が長いので、ワインのフレーヴァーが残っているうちに、次のお肉が食べたくなってしまいます。

煙のただようアウトドアという環境にいても、この赤ワインなら個性をはっきりと感じることができるでしょう。
お隣の人と「このワイン、どう思う？」なんて会話をしながら、アウトドアで楽しむのにもぴったりだと思います。
BBQはビールで！という方も多いかと思いますが、この赤ワインをチョイスすることでお肉の味わいを、よりリッチに楽しむことができますよ。
後からいただいた鶏肉や豚肉など他のお肉も、炭火でこんがりと焼くことで、赤ワインにしっかりと合わせていくことができます。

いかがでしたか？
Because, I’m Cabernet Sauvignon from Southern France
是非一緒に食事を楽しむ方と、ラベルを見ながら楽しく香りの要素を探してみてくださいね。
それではご意見、ご感想お待ちしております。次回もお楽しみに！

≪Firadisが南フランスの生産者に委託して自ら味わいを考えて造った、フレンチ・カベルネ最安値の1本。≫
『Because, I’m Cabernet Sauvignon from Southern France 2018年』
（フランス産赤ワイン　ブドウ品種：カベルネ・ソーヴィニヨン種100%）