ワインペアリング奮闘記 第151回 スパークリングワインにイングリッシュマフィンが合うって知ってた? / ドメーヌ・デュテルトル トゥーレーヌ・メトード・トラディショネル・ブラン・ブリュット N.V.
- 2022.06.25
- ワインペアリング奮闘記
- イングリッシュ・マフィン, オリーブ, クレマン, クレマン・ド・ロワール, シュナン・ブラン, スパークリング・ワイン, ペアリング, ロワール, 星4つ, 生ハム
目次
『お料理パパのワインペアリング奮闘記』第151回
スパークリングワインにイングリッシュマフィンが合うって知ってた?
※アレルギー負荷試験を乗り越えて最近バターOKになりました
今回の課題はドメーヌ・デュテルトル トゥーレーヌ・メトード・トラディショネル N.V.です。
フランスのロワール地方、トゥーレーヌのスパークリングワイン。品種はシュナン・ブランです。
テイスティング
色調はグリーンがかったイエロー。泡立ちは細かく繊細な印象です。
香りは熟した青リンゴや洋梨、メロン。砂糖菓子のような甘い香り、貝殻や小さな白い花。
口に含むとやはり発泡感は控えめ、すぐにフルーティな甘味が口いっぱいに広がります。
その後フレッシュさのある酸味がきゅっと引き締めて来ました。
辛口ワインではありますが、その中ではやや甘味が勝っている印象です。
ミドルにはミネラルの印象を感じました。塩味、そして微かな苦味を伴って舌に残ります。
アルコールは中程度、余韻の長さも中程度です。
全体として果実味たっぷりフルーティ、膨らみがあり丸みを帯びたイメージです。
酸や泡の刺激が強くない、優しい印象のスパークリングワインですね。
合わせる料理『イングリッシュマフィンのオープンサンド』
すっきりとしたフルーツジュースを飲んでいるような印象で、食事はライトでヘルシーなものが合いそうです。
サンドイッチなどを用意して、休日のお昼にどうでしょう?
今回はイングリッシュマフィンに、ワインとの相性が良い生ハム等をのせたオープンサンドを用意しました。
レシピ
イングリッシュマフィンは半分に割ってトースト。
その上にオニオンスライス、生ハム、マネーズとあえたアボカド、スタッフドオリーブ、チャービル、ピンクペッパーをトッピングして、あっという間にできあがり!
ペアリングレポート
【総合評価】 星4つ:★★★★☆
【評価ポイント】
○コーングリッツのプチプチした食感がスパークリングワインのテクスチャと好相性
○生ハムの塩味がワインのミネラル分と共鳴し、旨味を引き出す
△ワインの酸味に拮抗する要素が足りない?
手に入れやすい食材だけですぐに作れて、カジュアルに美味しく楽しめました。
グレープフルーツをトッピングしたり、レモンを絞ったりして酸味を補うことでさらに合いそうだったので、星1つ分の改善余地を残しておきました。
皆様も是非お試しを!
それでは次回もお楽しみに。
(西岡)
今回のペアリングワイン:
ドメーヌ・デュテルトル トゥーレーヌ・メトード・トラディショネル N.V.
フランスのロワール地方、トゥーレーヌのスパークリングワイン。品種はシュナン・ブランです。
このコラムのライター
J.S.A.認定ワインエキスパート 西岡 卓哉
-
前の記事
ワインペアリング奮闘記 第150回 150回記念にセレクトしたワインと料理は? / ドメーヌ・ダニエル・リオン ヴォーヌ・ロマネ・プルミエ・クリュ レ・ショーム 2018年 2022.06.18
-
次の記事
ワインペアリング奮闘記 第152回 夏に楽しみたい、フレッシュ海ワインと海のサラダ / ドメーヌ・カブロル ピクプール・ド・ピネ 2022.07.02
コメントを書く