連載企画『Firadis ワインボキャブラ天国』は、ワインを表現する言葉をアルファベットのaから順にひとつずつピックアップし、その表現を使用するワインの例などをご紹介していくコーナー。
このコラムを読み続けていれば、あなたのワイン表現は一歩一歩豊かになっていく・・・はずです!
取り上げる語彙の順番はフランス語表記でのアルファベット順、ひとつの言葉を日本語、英語、フランス語で紹介し、簡単に読み方もカタカナで付けておきますね。
英仏語まで必要ないよー、という方も、いつかワイン産地・生産者を訪れた時に役に立つかもしれませんから参考までに!!
ということで今回ご紹介する言葉は・・・
「チョコレート」
英:chocolate
仏:chocolat (男性名詞:発音は「ショォコラ」で良いと思います)
ワインにチョコレートの香りがする、なんて言うと一体どんなものなのか??と思うかもしれませんが、一度その香りを掴んでしまうと結構使いやすいワードでもあります。
チョコレートのニュアンスは、濃厚なスタイルの赤ワインから熟成した白ワイン・シャンパーニュなどまで、幅広く現れる要素。
以前こちらのコーナーでご紹介した、コーヒーの香りと同系統の現れ方をする、と思って戴ければ良いと思います。
例えば非常に暑い地域で生まれたフルーティな赤ワインを樽熟成していたりすると濃厚で香ばしい、カカオ比率の高いビターチョコレートの香りがありますし、長期熟成した白ワインやシャンパーニュなどには、ほのかに香る甘苦いミルクチョコレートやモカ的な香りイメージが含まれていることも。
チョコレートを表現に使う際には、感じ取ったチョコレートがどんなスタイルのものか・・・
豆の種類やミルクの使用有無、香ばしさ・苦味の度合い、などをプラスワン要素として加えていくと、表現に厚みが生まれると思います。
例えば黒系・赤系のフルーツの濃厚な香りが存在感を示す中にチョコレートのニュアンスを感じたら、「ベリー系フルーツを練り込んだチョコレートのよう」とか。
非常に発展性のある表現ですので、是非使いこなせるようになってくださいね。
それでは今週はこのへんで。
今日、あなたの表現するワインの世界が少し広がりました!
ワイン通販Firadis WINE CLUBは、全国のレストランやワインショップを顧客とするワイン専門商社株式会社フィラディスによるワイン直販ショップです。
これまで日本国内10,000件を超える飲食店様・販売店様にワインをお届けして参りました。
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