ワインペアリング奮闘記 第101回 シャトー・ラグラーヴ・パラン × ガーリック・ステーキ
- 2021.06.18
- ワインペアリング奮闘記
- カベルネ・ソーヴィニヨン, ステーキ, ペアリング, ボルドー, マリアージュ, メルロ, 牛肉, 赤ワイン
『お料理パパのワインペアリング奮闘記』第101回
ニンニクたっぷりのスタミナ・ステーキと、ボルドー赤ワイン。
このコーナーは毎回課題のワインに合わせたお料理を実際に作ってレポートするコラムです。コラムの性質上下記について、ご容赦いただいております。
■失敗してもやり直しできませんので、その時は何がダメだったのか考察する回とさせて下さい。
■子供に乳製品アレルギーがあるため、チーズやクリーム、ミルクなど乳製品不使用です。
今回の課題は『シャトー・ラグラーヴ・パラン 2015年』です。
フランス、ボルドーの赤ワイン。ちょっと良いボルドー・ワインを表す、ボルドー・シュペリュールをラベルに冠していますね。品種メルロ主体のボルドー・ブレンドということです。早速テイスティングしてみましょう! テイスティング:
色調は、中央にかけて黒み掛かった深みのあるガーネット。
フランス、ボルドーの赤ワイン。ちょっと良いボルドー・ワインを表す、ボルドー・シュペリュールをラベルに冠していますね。品種メルロ主体のボルドー・ブレンドということです。早速テイスティングしてみましょう! テイスティング:
色調は、中央にかけて黒み掛かった深みのあるガーネット。
香りは、第一印象はやや甘やかで、ダークチェリーやプルーンのジャムのようです。
その奥に鉄っぽさや、ロースト感、オリエンタルスパイスの香りも感じ取れます。
口に含むと、穏やかな酸味、そして落ち着いた果実の甘みを感じます。
その奥に鉄っぽさや、ロースト感、オリエンタルスパイスの香りも感じ取れます。
口に含むと、穏やかな酸味、そして落ち着いた果実の甘みを感じます。
ミドルからはタンニンは豊かに感じました。少し乾いたような印象で、軽く舌をグリップ。
その後、鉄分のニュアンス、そしてシガーやタールのような苦味を感じ、アフターも複雑に長く持続します。
全体として、熟した果実のニュアンスがありながらもドライな印象、ストラクチャ、タンニンしっかりで、後半のほろ苦さもあり、どこか男性的でダンディな印象です。
合わせる料理:
タンニンしっかり目の赤ワインですから、食べ応えのある肉料理を合わせるのがセオリーでしょう。
個人的にはこのワイン、いわゆる「がっつり体育会系。ザ・肉!」みたいなのに合うんじゃないかなと思います。
ワインに結構ロースト感があるので、調理法は焼くのが良いでしょうね。ソースは体育会らしく、スタミナ系のガーリックソースなんてどうでしょう?
そんなわけで、今回は『ガーリック・ステーキ』に決定しました。
その後、鉄分のニュアンス、そしてシガーやタールのような苦味を感じ、アフターも複雑に長く持続します。
全体として、熟した果実のニュアンスがありながらもドライな印象、ストラクチャ、タンニンしっかりで、後半のほろ苦さもあり、どこか男性的でダンディな印象です。
合わせる料理:
タンニンしっかり目の赤ワインですから、食べ応えのある肉料理を合わせるのがセオリーでしょう。
個人的にはこのワイン、いわゆる「がっつり体育会系。ザ・肉!」みたいなのに合うんじゃないかなと思います。
ワインに結構ロースト感があるので、調理法は焼くのが良いでしょうね。ソースは体育会らしく、スタミナ系のガーリックソースなんてどうでしょう?
そんなわけで、今回は『ガーリック・ステーキ』に決定しました。
レシピ:
ニンニクをスライスしてフライドガーリックを作っておきます。油はとっておきましょう。
ソースは酒、みりん、醤油、おろしニンニク、おろし玉ねぎを合わせて軽く煮詰めておきます。
牛モモ肉を筋切りして、常温に戻し、とっておいたニンニク油を使い、両面焼き付けます。
焼き上がった肉をまな板で休ませながら、フライパンにソースの素を足してさらに煮詰めます。
ステーキは斜め削ぎ切りにして、ソースをかけ、黒胡椒を挽いて、フライドガーリックを散らせば完成です。
ソースは酒、みりん、醤油、おろしニンニク、おろし玉ねぎを合わせて軽く煮詰めておきます。
牛モモ肉を筋切りして、常温に戻し、とっておいたニンニク油を使い、両面焼き付けます。
焼き上がった肉をまな板で休ませながら、フライパンにソースの素を足してさらに煮詰めます。
ステーキは斜め削ぎ切りにして、ソースをかけ、黒胡椒を挽いて、フライドガーリックを散らせば完成です。
ペアリングレポート:
ステーキはミディアムくらいの焼き加減、ちょい硬めですが、どんとこいの食べ応え重視です!
さてこちらのガーリック・ステーキとシャトー・ラグラーヴ・パラン 2015年の相性ですが、結論から言ってその相性は・・・
星4つ:★★★★☆
評価ポイント:
○ワインのアフターに残るロースト感と、ステーキの香ばしさとの同調を楽しむことができました。
○ステーキにしっかりと拮抗し、バランスがとれるだけのボディが赤ワインにありました。
○双方のがっしりとしたストラクチャが噛み合い、食べ応えや満足感を高める効果があります。
○口に残るステーキの脂を、豊富なタンニンや、ちょっとしたほろ苦さがさっぱりさせてくれます。
▲正統派に赤ワインのフルーティーさを楽しみたいなら、ガーリックよりもフルーツやバルサミコを煮詰めたソースの方が合う。
マイナス評価も付けましたが、今回は「がっつり系」で突っ走ってみたい!と思ったので、自分としては満足ですね。赤ワインの樽のロースト感と、お肉のカリッと焼き付けた部分のマリアージュが最大のポイントでした。
ガッツリ行きたい、そんな日は、こんな組み合わせもアリだと思います。
是非お試しくださいね。
(西岡)
今回のペアリングワイン:『シャトー・ラグラーヴ・パラン 2015年』
ワイン通販Firadis WINE CLUBは、全国のレストランやワインショップを顧客とするワイン専門商社株式会社フィラディスによるワイン直販ショップです。
これまで日本国内10,000件を超える飲食店様・販売店様にワインをお届けして参りました。
主なお取引先は洋風専門料理業態のお店様で、フランス料理店2,000店以上、イタリア料理店約1,800店と、ワインを数多く取り扱うお店様からの強い信頼を誇っています。
ミシュラン3つ星・2つ星を獲得されているレストラン様のなんと70%以上がフィラディスからのワイン仕入れご実績があり、その品質の高さはプロフェッショナルソムリエからもお墨付きを戴いています。
是非、プロ品質のワインをご自宅でお手軽にお楽しみください!
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