ワインボキャブラ天国【第42回】「スパイス・香辛料」(前編)英:spice 仏:epice
- 2020.06.24
- ワインボキャブラ天国
- グラス, コート・デュ・ローヌ, シラー, ソーヴィニヨン・ブラン, テイスティング, フランス, ブルゴーニュ, 樽, 熟成, 白ワイン, 赤ワイン, 香り
連載企画『Firadis ワインボキャブラ天国』は、ワインを表現する言葉をアルファベットのaから順にひとつずつピックアップし、その表現を使用するワインの例などをご紹介していくコーナー。
このコラムを読み続けていれば、あなたのワイン表現は一歩一歩豊かになっていく・・・はずです!
取り上げる語彙の順番はフランス語表記でのアルファベット順、ひとつの言葉を日本語、英語、フランス語で紹介し、簡単に読み方もカタカナで付けておきますね。
英仏語まで必要ないよー、という方も、いつかワイン産地・生産者を訪れた時に役に立つかもしれませんから参考までに!!
ということで今回ご紹介する言葉は・・・
「スパイス・香辛料」
英:spice
仏:epice (*最初のeに右上がりのアクセント 女性名詞:発音は「エピス」)
ワインの香りや味わいを表現するときに、「
ブドウだけを原料に造られるワインの香りや味わいに、
そもそも、ワイン表現に様々な他の果物(ベリー、柑橘、林檎、
ワイン教室で皆さんに表現方法のご説明をしていても、
ですが、それが香辛料になってくると途端に皆さんの「納得度」
ワインにスパイスが調味料として使われている訳でもないのに、
それでも、
その時に使われるのが、香辛料やハーブ、花、
例えば、ロワールのソーヴィニヨン・ブランのようにとてもフレッ
“グレープフルーツっぽい”だけじゃなくて、そこに“
こんな時に、香辛料やハーブ、花の香りなどの所謂「
香辛料やハーブの表現を嗅覚・味覚から腹落ちさせた上で、
まずはどんなワイン表現ボキャブラリーが存在するのかを知って戴
ではまず、
あらゆるワイン表現語彙・用語を集めた『ワイン語彙 LEXIVIN』(Paul CADIEU著/佐伯 実智代翻訳)という本を僕は愛用しているのですが、
そして、
【ワイン表現頻出!スパイス系単語】
・胡椒(ブラックペッパー、ホワイトペッパー、
・シナモン ・クローヴ
・ジンジャー ・カルダモン
・クミン ・ハッカ
・ナツメグ ・セージ
・スターアニス ・コリアンダー
・サフラン ・タイム
・マスタード ・ローズマリー
この15個くらいを憶えておけば、かなりの「
フィラディスの事務所にはこれらのスパイスの現物がガラス瓶入りで常備されています。
取り扱いワインに対する説明表現を常に自分で確認するために、僕も時々現物の香りを嗅いでいます。
お料理をする方なら、結構色々なスパイスがキッチンにあるかと思いますので、実際に香りを取ってみて、ワインを飲むときに似たような要素が無いか、探してみてくださいね。
次回も、引き続き「スパイス」という言葉についてご紹介していきます。
後編も是非お読みください!
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