ワインボキャブラ天国【第41回】「厚みのある」英:thick 仏:epais

ワインボキャブラ天国【第41回】「厚みのある」英:thick 仏:epais

連載企画『Firadis ワインボキャブラ天国』は、ワインを表現する言葉をアルファベットのaから順にひとつずつピックアップし、その表現を使用するワインの例などをご紹介していくコーナー。
このコラムを読み続けていれば、あなたのワイン表現は一歩一歩豊かになっていく・・・はずです!

取り上げる語彙の順番はフランス語表記でのアルファベット順、ひとつの言葉を日本語、英語、フランス語で紹介し、簡単に読み方もカタカナで付けておきますね。
英仏語まで必要ないよー、という方も、いつかワイン産地・生産者を訪れた時に役に立つかもしれませんから参考までに!!

ということで今回ご紹介する言葉は・・・

「厚みのある」
英:thick
仏:epais (*最初のeに右上がりのアクセント 形容詞:発音は「エペ」)

「厚みのあるワイン」がどんなものかは、感覚的にすぐにお分かりになるかと思います。
果実味が豊かで、赤ならタンニンの渋味がしっかりしていて、アルコール度数も高めの濃厚なワイン。
以前このコーナーで紹介した他の言葉を使うならば“粘性を感じる”ワインが「厚みのあるワイン」と意味合いが近いですね。

ワインを口に含んだ時、誰でも自然に「軽めでさらさらしているな」「重たいワインだな」という判断をするもの。
そこで、とても濃厚で重いスタイルのワインだと感じた時に、そのままを言うのではなく
「厚みのある、味わい豊かなワイン」
「厚みを感じるリッチなワイン」
などと表現すると、ちょっと言葉にひと工夫が入った感じが伝わります。

一方で対義語としての「薄いワイン」という言葉は、プロのテイスターは、仮に本音ではそう思っていても人前ではあまり使うことはありません。
この表現を聞いてそのワインを飲みたいと思う人は誰もいませんしそのワインの良いところを見つけ出して言葉にしてあげるのがテイスターの大切な役割だからです。
(*だからと言って、僕がいつも無理矢理良いところだけを書いているとは思わないでくださいね・・・)

例えば誰かに飲ませて戴いたワインが「薄っぺらいワインだなあ」と、あまり好ましく思えなかったとします。
そこはそのままを言葉にするのではなく「滑らかで、さらさらとしたワインですね」等のポジティヴな言葉に変換すると、提供してくださった方に失礼にならずに済みますよね。

ワインの好みは、ひとそれぞれ。
自分が薄いワインと思っていても、皆がそう感じるとは限りませんよね。
それを前提として出来るだけネガティヴな表現をダイレクトに口にするのは避け、短所を長所に反転させて良いところの表現にするのも、ワイン会や食事の場などではひとつの心遣いじゃないかな・・・と思います。

・・・勿論一人で飲む時や、Firadisに感想を書く時などは、ガンガン本音で来てくださいね。
皆さんの本音の感想を聞くことが、より良いワインのセレクトに繋がっていきますから。
厳しいお言葉、大歓迎でお待ちしております!

CTA-IMAGE ワイン通販Firadis WINE CLUBは、全国のレストランやワインショップを顧客とするワイン専門商社株式会社フィラディスによるワイン直販ショップです。 これまで日本国内10,000件を超える飲食店様・販売店様にワインをお届けして参りました。 主なお取引先は洋風専門料理業態のお店様で、フランス料理店2,000店以上、イタリア料理店約1,800店と、ワインを数多く取り扱うお店様からの強い信頼を誇っています。 ミシュラン3つ星・2つ星を獲得されているレストラン様のなんと70%以上がフィラディスからのワイン仕入れご実績があり、その品質の高さはプロフェッショナルソムリエからもお墨付きを戴いています。 是非、プロ品質のワインをご自宅でお手軽にお楽しみください!
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