ワインペアリング奮闘記 第6回「トラミン ピノ・グリージョ」
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白ワイン×キュウリを使った夏の涼やかペアリング!
このコーナーは毎回課題のワインに合わせたお料理を実際に作ってレポートするコラムです。
コラムの性質上下記の点について、ご容赦いただいております。
■失敗してもやり直しできませんので、その時は何がダメだったのか考察する回とします。
■家庭の料理なので、冷蔵庫にたまたま余っていた物なども積極的に使います。
■子供に乳製品アレルギーがあるため、チーズやクリーム、ミルク等は使えません。
さて今回のお題は、トラミン ピノ・グリージョです。
今回も、CLUB30の定番人気イタリアの白ワインですね!
改めてじっくりとテイスティングしてみました。 香りからは、リンゴや洋ナシ、そして、メロンのようなニュアンスも。 味わいは、フレッシュかつピュアな果実味。しっかりとしたボリューム感とコクを感じます。 後味に、柑橘の皮のような、ほんのりとした苦みも感じました。 とてもバランスの取れた、涼やか&爽やかな白ワインですね。
このワイン、すっきりとしながら、意外にボリューム感があります。 合わせられる食材のレンジは、魚介?白身のお肉まで許容幅が広そうですね。 フレッシュ感あふれるこのスタイル、新鮮なお野菜にも合いそうです。
これをふまえて今回選んだお料理は「豚肉の冷しゃぶ・キュウリ添え」です。 味付けにはオリーブオイルベースのドレッシングを使います。 ここに薄切りのキュウリを添えて、お肉と一緒にいただきましょう。
作り方:
オリーブオイルと、レモン果汁、塩、お醤油少々をかき混ぜてドレッシングを作っておきます。
お鍋にたっぷりとお湯を沸かし、火を止めます。
しゃぶしゃぶ用の豚肉スライスを、15秒ほど泳がせます。
一旦ざるにあげ、ドレッシングと和えて胡椒をふり、そのまま冷ましておきます。
キュウリを3つに切り分け、更に縦に薄くスライスします。
これをお皿に並べて、冷ましたお肉を盛り付け、イタリアンパセリを散らします。
トマトも切り分けてお皿に添えて、完成です!
実食:
まずお料理単体として、ドレッシングの酸味、キュウリの青みが、豚肉の臭みを綺麗に消して、うまく調和している印象でした。 ここにトラミン ピノ・グリージョを合わせてみたところ、さらに美味しくなります!
ボリュームのバランスも、豚肉とコクのあるワインとで、均衡が取れています。
フレッシュ感、酸味、そして香り、どれも同じ方向を向いていて、違和感がありません。
お料理を口にすればワインを飲みたくなり、ワインを飲むと、ついついまたお料理を口に運びたくなる。 どんどんお食事が進んでしまうペアリングですね!
このトラミン ピノグリージョは、しっかりとしたコクはあるのですが、樽を使わないためピュアでクリアー。 ここが柔らかく茹でたお肉と、シャッキリとした生野菜にマッチした所以かと思います。
今回の組み合わせはかなり気に入りました(^^)
マリアージュといって良いかと!皆さんも是非、お試しくださいね。 それでは、ご意見、ご感想お待ちしております。次回もお楽しみに!
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