ワインペアリング奮闘記 第9回「ヴィルボワ・フルニエ バロン・ド・マムール・トゥーレーヌ・ソーヴィニヨン・ブラン」
- 2019.09.28
- ワインペアリング奮闘記
- ヴィルボワ・フルニエ, ソーヴィニヨン・ブラン, フランス, ペアリング, マリアージュ, レシピ, 白ワイン, 魚介料理
夏の夜にベストな晩酌ペアリングを探せ!
このコーナーは毎回課題のワインに合わせたお料理を実際に作ってレポートするコラムです。
コラムの性質上下記の点について、ご容赦いただいております。
■失敗してもやり直しできませんので、その時は何がダメだったのか考察する回とさせて下さい。
■家庭の料理なので、冷蔵庫にたまたま余っていた物なども積極的に使います。
■うちの子に乳製品アレルギーがあるため、チーズやクリーム、ミルクなど乳製品が使えません。
さて今回のお題は、ヴィルボワ・フルニエ バロン・ド・マムール・トゥーレーヌ・ソーヴィニヨン・ブラン2017年です。
蒸し暑くなりましたね。だんだんと食欲の落ちてくる季節ですが、いかがお過ごしでしょう?
この季節の楽しみの一つが、よく冷えたフレッシュ&爽やかな白ワインを、さっぱりとしたおつまみと共にいただくこと。
特に、まだ涼しさを感じられる夜、網戸にして風を感じながらいただく白ワイン。まさに至福の時です!
そんなシチュエーションでお勧めしたいのが、今回の白ワイン。
フランス・ロワール地方、トゥーレーヌ地区、ヴィルボワ・フルニエのソーヴィニヨン・ブランです。
さっそく香りをとってみると「これぞソーヴィニヨン・ブラン」という柑橘系の香り、そしてハーブのアロマ。
この時点で既に、頭の中に涼風が吹き抜けるよう。
たまらず飲み込むと、グレープフルーツのような後を引く果実味がとても爽快で、とても心地良いです!
まさに夏向きの白ワインですね。
では、このワインの晩酌のお供にふさわしいお料理を探してみましょう。
できれば普段から冷蔵庫に入っていて、あまりお腹に溜まらないヘルシーなものにしたいですよね。
というわけで、今回は冷ややっこをオリーブオイル仕立てでいただきたいと思います。
トッピングはシラスと、大葉で行きましょう。名付けて「シラスやっこのオリーブオイル和え」。
作り方:
オリーブオイル、レモン果汁、塩、胡椒、粒マスタードをかき混ぜて、ドレッシングを作ります。
豆腐(木綿を使用)をカットして、シラスと刻み大葉をたっぷりとのせ、ドレッシングをかけたら完成です!
実食:
ひんやりとしたソフトな冷奴と、柔らかいシラスがお口の中でとてもよく馴染みます。
淡白なお豆腐に、程よい旨味と塩味を与えてくれますね。オリーブオイルと大葉のアロマが鼻に抜けて爽やかです。
このお料理、白ワインとのペアリングに際してほんの少し心配があるとすれば、それはシラスに含まれているちょっとした「苦み」でしょう。
小魚の内臓の部分からくる鉄っぽいニュアンスは、合わせるワインを間違えると生臭みを強調してしまいそうです。
でも、このトゥーレーヌ・ソーヴィニヨン・ブランなら、そのような心配は杞憂!
キリッとした引き締めのある辛口、そしてハーブのアロマも手伝ってくれて、お口の中をすっきり爽やかにリセットしてくれました。
お料理の側でも、オリーブオイル・ドレッシングがシラスを包み込んでくれることで、生臭さを和らげる効果がでているようです。
お料理と白ワイン、まったく違和感なく美味しく楽しむことが出来ました。
そんなわけで、今回のお料理はどんな白ワインにも合わせられる万能選手・・・とまではいかないにしろ、この白ワインだからこそ成立し得る、良い相方になってくれました!
いかがでしたか?
実は私、ソーヴィニヨン・ブランは大好物なので、年中飲んでいるのですが 笑、やっぱり夏は特に良いですよね。
今回のワイン、品種の特徴が良く出ていて価格もお手ごろなので、是非お勧めしたいです。
ご意見、ご感想お待ちしておりますね。それでは、次回もお楽しみに!
≪ソーヴィニヨン・ブラン100%の辛口白に、Firadis WINE CLUBが出した回答がこの1本です!≫
『ヴィルボワ・フルニエ バロン・ド・マムール・トゥーレーヌ・ソーヴィニヨン・ブラン2017年
(Firadis WINE CLUB完全限定販売)』
(フランス / ロワール地方トゥーレーヌ産白ワイン
ブドウ品種:ソーヴィニヨン・ブラン100% / 熟成:ステンレスタンク)
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