ワインペアリング奮闘記 第60回 「トータス・クリーク・シャルドネ」
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カリフォルニア白ワインとアメリカ郷土料理のマリアージュ!
このコーナーは毎回課題のワインに合わせたお料理を実際に作ってレポートするコ
コラムの性質上下記の点について、ご容赦いただいております。
■失敗してもやり直しできませんので、
■家庭の料理なので、
■子供に乳製品アレルギーがあるため、チーズやクリーム、
今回のお題は『トータス・クリーク・シャルドネ』です。
今回はカリフォルニアの白ワインですね。
テイスティング:
色調はやや濃いめのレモンイエロー。
香りはよく熟した洋ナシやカリン、黄色いお花や、白胡椒、
口当たりは滑らかで、熟した大ぶりの果実を感じます。
中盤からピリッとしたスパイシーさと、
飲み込むとアルコールのボリュームをしっかりと感じ、
余韻は長め。全体としてジューシーで飲み応えのある白ワインで、
では、合わせる料理を考えてみましょう。
前述のとおりトータス・クリーク・シャルドネは果実味豊かな、
料理も大胆で力強く、生き生きとしたものを合わせることで、楽し
メインの食材は、熱を通した魚介類から白身のお肉まで、
そしてもちろん、できればアメリカの料理を合わせたいですね。
そんな気持ちで今回選んだのは、
メインの具材はエビをセレクト、
料理レシピ:
まずはブラウンルーを作ります。カップ1程度の小麦粉に、
ミルクチョコレートくらいの色合いになるまで、
ここにみじん切りにしたセロリ、ピーマン、玉ねぎを投入。
サーブする20分ほど前にエビ、オクラを加えて軽く煮込み、
器に盛り付けたらライスを添え、刻み葱を散らしていただきます!
ペアリングレポート:
ブラウンルーの香ばしい風味がたまらなく食欲をそそります。
一口いただいくと、煮込まれた野菜の優しい甘みと酸味、
複雑に混ざり合った味わいですが難解ではなく、小学生の息子から
ここに軽く冷やしたトータス・
シャルドネの明瞭なジューシーさ、クリーミーな口当たり、
ボリュームとしてのバランスも申し分ありません。
オークのフレーヴァーは、ブラウンルーの香ばしさを強調し、
ミドル以降のコクのある味わいはエビの旨味をしっかりと感じさせ
ピリッとしたスパイス感も、程よい刺激で、快感!
余韻まで旨味がしっかりと続いていく、
如何でしたか?
B.G.M.にDr. John’s Gumboをかけて、冷えた『トータス・クリーク・シャルドネ』
是非ご家庭でお試しくださいね。それでは次回もお楽しみに!(
今回のペアリングワイン:
『トータス・クリーク シャルドネ2016年』
(USA / カリフォルニア州ローダイ産白ワイン
ブドウ品種:シャルドネ種95%、ヴィオニエ種5%)
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