「カベルネ・フラン第2回」 ワインはじめて講座

「カベルネ・フラン第2回」 ワインはじめて講座

「ブドウ品種を詳しく知ろう」編、今回も『カベルネ・フラン』をご紹介します。
フランス・ロワール地方ではこの品種100%の素晴らしいワインが数多く存在し、 銘醸地ボルドーでもブレンドの屋台骨となる重要なブドウ品種として位置づけられる品種です。

さて、続いてカベルネ・フランの品種としての特徴に入っていきましょう。
この品種の特徴は
「粒が小さく果皮が薄い、カベルネ・ソーヴィニヨンよりも収穫が早く、酸度が高い」
果皮が薄いため色素・タンニン成分の含有量が少なく、 出来上がるワインは透明度の高い明るい赤色となり、引き締めるような強い渋みはなく、 どちらかというと甘酸っぱくフレッシュな酸味が前に出てくるワイン。
それがつまり、前述のように赤い果実系の表現や、 スミレの花といった軽やか・華やかなイメージに繋がるんですね。

時々「カベルネ・フランはピーマンみたいな青臭い香りがするから嫌い」
なんて言う方もいらっしゃいますが、 それは完熟していない果実を使っている、品質の高くないカベルネ・フランを飲んでしまったからです。
実は市場に流通しているカベルネ・フランにはそういうものが多いのですが・・・
本当に上質なおいしいカベルネ・フランには、茎っぽい青さや臭みは、全くありません。

繊細な酸と、深い旨味。
この品種は、料理の味を包み込む(例えば、脂をあっさりさせるとか)のではなく、 風味を伸びやかに広げてくれるワインを生みます。
言わば「拡張のマリアージュ」とでも言いましょうか。
素材そのものの旨味を楽しむシンプルな料理にふさわしいワイン・・・和食にも、とても合うんですよ!

それでは今回はこのへんで。
次回は新しいブドウ品種をご紹介します。
『カベルネ・フラン』の次は、『ソーヴィニヨン・ブラン』です。

今日も1歩、あなたはソムリエに近付きました!

CTA-IMAGE ワイン通販Firadis WINE CLUBは、全国のレストランやワインショップを顧客とするワイン専門商社株式会社フィラディスによるワイン直販ショップです。 これまで日本国内10,000件を超える飲食店様・販売店様にワインをお届けして参りました。 主なお取引先は洋風専門料理業態のお店様で、フランス料理店2,000店以上、イタリア料理店約1,800店と、ワインを数多く取り扱うお店様からの強い信頼を誇っています。 ミシュラン3つ星・2つ星を獲得されているレストラン様のなんと70%以上がフィラディスからのワイン仕入れご実績があり、その品質の高さはプロフェッショナルソムリエからもお墨付きを戴いています。 是非、プロ品質のワインをご自宅でお手軽にお楽しみください!
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