お店でワインをどう選ぶべきか その2

お店でワインをどう選ぶべきか その2

「お店でワインをどう選び、オーダーするか」の話。 今日からはまず第一歩として、こんなお店を仮設定してワイン選びを体験してみましょう。

では、お店の名前を『Wine Bistro 30』としましょう。 このお店はワインの品揃えが非常に豊富なわけではないですが、グラスのスパークリングワインが1種類、赤白3数種類ずつがグラスで楽しめるスタイル。 その他、ボトルワインのリストが23種類・・・合計30種類のお薦めワインを揃えています。 お店が美味しいと思ったおすすめワインを丁寧に誠実に薦めてくれる、近所に住む人が気楽に食事を楽しむようなお店です。 (こういうお店が近くに1件あると、重宝しますよね!)

あなたは先月このお店の近所に引っ越してきて、帰り道にこのお店を発見。 週末土曜日に行ってみようかな・・・と予約を入れた上で、本日初訪問。 お店に入ると、その日のお薦めグラスワイン泡1、赤白各3が黒板に書かれています。 ワインリストはA4サイズの裏表、1本1本に丁寧な説明も付けられています。

さあ、初めてこのお店に来たあなたは、どんなワインの楽しみ方をしますか??
いきなりリストで一番価格の高いワインをオーダーする方もいらっしゃるのかもしれませんが、僕がこういったお店に初めて行った時にお薦めしたいのは、グラスワインのチョイスを楽しむことです。 こういったスタイルでワインを出しているお店では、グラスワインのセレクトこそがお店の生命線。 最も力を入れて、真剣にセレクトをしているはずです。

だからまずはスパークリングワインのグラスか、または赤白の一番低価格のものからオーダーしてみてください。 一番たくさんのお客さんがオーダーする最安値のグラスワインは、そのお店の選定眼の真骨頂。 まずはそこでどのくらいのクオリティのものを出しているかと確かめましょう。

そこで期待以上のおいしさを愉しめたのなら・・・ 是非、グラスワインの価格が上のものをトライしてみてください。 その際に、1杯目の最安値グラスワインに対して自分が感じた感想を付け加えるのが大事です。 「1杯目より、もうちょっと渋みのあるものを/酸のあるものを」みたいなイメージですね。

いきなり「おすすめを下さい」と言っても、初めて来たお客さんの好みが分かるソムリエはいません。 ひとつ目のワインで基準を作り、次はそれに対してどういうものが良いのかを伝えていく。 これが、自分好みのワインを出してもらうコツだと思いますよ!

それでは今日はこのへんで・・・次回も引き続き、このロールプレイングを続けさせて戴きますね。

今日も1歩、あなたはソムリエに近付きました!

CTA-IMAGE ワイン通販Firadis WINE CLUBは、全国のレストランやワインショップを顧客とするワイン専門商社株式会社フィラディスによるワイン直販ショップです。 これまで日本国内10,000件を超える飲食店様・販売店様にワインをお届けして参りました。 主なお取引先は洋風専門料理業態のお店様で、フランス料理店2,000店以上、イタリア料理店約1,800店と、ワインを数多く取り扱うお店様からの強い信頼を誇っています。 ミシュラン3つ星・2つ星を獲得されているレストラン様のなんと70%以上がフィラディスからのワイン仕入れご実績があり、その品質の高さはプロフェッショナルソムリエからもお墨付きを戴いています。 是非、プロ品質のワインをご自宅でお手軽にお楽しみください!
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