「リースリング種について」 ワインはじめて講座
『リースリング』は、白ブドウの代表品種を3つ挙げろ、と言われたら、
シャルドネ、ソーヴィニヨンと並んで選ばれるべき本当に重要な品種です。
このブドウ品種で最も素晴らしいワインが産まれる主要産地は、
やはり欧州のドイツ、フランスのアルザス地方が2トップとなるでしょうか。
勿論、北米やオセアニア諸国、
そして南米などの生産国にも素晴らしいリースリングのワインが存在しています。
単一品種で仕込まれるケースが多いのも、この品種の特徴と言えるでしょう。
そしてこの品種の「圧倒的な強味」が、
辛口から極甘口、低価格から超高級ワインまで、実に様々なワインを造れること。
きりりと辛口でフレッシュなワインから遅摘みやアイスヴァンなどの極甘口ワイン、
長期熟成したリースリング種ワインも素晴らしいものが数多く存在し、
品種としてのポテンシャルの高さと懐の広さを裏付けています。
一番手頃なものでは、スーパーの店頭価格1,000円を切るようなお手頃価格帯のものもありますしね。
この品種から造られるワインの香りや味わいスタイルについては次回ご紹介しますが、
とにかくこれだけの幅がある品種なので一概に「こんな品種」と定義することはなかなか難しいのですが、
まずは1本、この品種の典型的な個性をきちんと把握できるワインから試しておいて戴ければと思います。
≪はじめて講座関連ワイン:鮮烈で切れのある柑橘系酸⇒リッチな果実味への変化が素晴らしい、傑作リースリング!≫
『ヴァグナー・シュテンペル リースリング トロッケン グーツヴァイン 2017年』
(ドイツ/ラインヘッセン産白ワイン
ブドウ品種:リースリング100% 熟成:ステンレスタンク&ジャーマンオークの大樽)
それでは今回はこのあたりで。
次回も引き続き『リースリング』種についてご紹介していきます。
今日も1歩、あなたはソムリエに近付きました!
-
前の記事
「シラー種について その3」 ワインはじめて講座 2019.09.11
-
次の記事
「リースリング種について その2」 ワインはじめて講座 2019.09.23