ワインボキャブラ天国【第2回】「アカシアの花」英:acacia 仏:acacia

ワインボキャブラ天国【第2回】「アカシアの花」英:acacia 仏:acacia

連載企画『Firadis ワインボキャブラ天国』は、ワインを表現する言葉をアルファベットのaから順にひとつずつピックアップし、その表現を使用するワインの例などをご紹介していくコーナー。
このコラムを読み続けていれば、あなたのワイン表現は一歩一歩豊かになっていく・・・はずです!

取り上げる語彙の順番はフランス語表記でのアルファベット順、ひとつの言葉を日本語、英語、フランス語で紹介し、簡単に読み方もカタカナで付けておきますね。
英仏語まで必要ないよー、という方も、いつかワイン産地・生産者を訪れた時に役に立つかもしれませんから参考までに!!

ということで今回ご紹介する言葉は・・・

「アカシアの花」
英:acacia
仏:acacia(男性名詞:アカシア)

 

冒頭のコラムに書いた通り、いきなり2回目にして結構厄介な用語が出てきてしまいました。 このコラムは仏語のabc順で紹介していくので、用語の使用難易度とは関係なく進んでゆくのです 笑

ワイン表現用語に使われる「アカシア」は写真のような白い花で、実は「ニセアカシア(=ハリエンジュ)」と呼ばれる花です。 甘く優しい、そして少し白粉的な香りを漂わせるこの花の香りは、 フローラルな印象を感じさせる白ワインを表現するときに使われることが多いです。

ブドウ品種で言うと、ロワールのシュナン・ブランやコート・デュ・ローヌのヴィオニエ、など。 柑橘系のフレッシュな印象のあるワイン(例えばソーヴィニヨン・ブランなど)にはあまり使わない表現です。

アカシアと同系統と言える「白い花の香り」という表現は結構良く使いますが、 同じ白い花でも花の大きさ・種類で大きく香りのスタイルが変わってくるので使い分けが大切。 より香りが強派手・華やかでお化粧っぽい香りを感じた時は 「百合の花」や「牡丹の花」などを使っても良いかもしれませんね。

花を使った表現はプロでも使いこなすのがなかなか難しく、 軽々しく「ちょっと白い花っぽいかな」なんていうと後で 「どんな花の事ですか?」「白い花って例えば?」等の質問攻めを戴き説明に苦心することも・・・ なので、僕はよほど確信を持てた時以外にはこの表現は使わないようにしています。

それでは今日の「ボキャブラ天国」はこのへんで・・・
次回も「a」の付く表現用語をご紹介しますね。

今日、あなたの表現するワインの世界が少し広がりました!

CTA-IMAGE ワイン通販Firadis WINE CLUBは、全国のレストランやワインショップを顧客とするワイン専門商社株式会社フィラディスによるワイン直販ショップです。 これまで日本国内10,000件を超える飲食店様・販売店様にワインをお届けして参りました。 主なお取引先は洋風専門料理業態のお店様で、フランス料理店2,000店以上、イタリア料理店約1,800店と、ワインを数多く取り扱うお店様からの強い信頼を誇っています。 ミシュラン3つ星・2つ星を獲得されているレストラン様のなんと70%以上がフィラディスからのワイン仕入れご実績があり、その品質の高さはプロフェッショナルソムリエからもお墨付きを戴いています。 是非、プロ品質のワインをご自宅でお手軽にお楽しみください!
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