ワインボキャブラ天国【第16回】「シナモン」英:cinammon 仏:cannelle

ワインボキャブラ天国【第16回】「シナモン」英:cinammon 仏:cannelle

連載企画『Firadis ワインボキャブラ天国』は、ワインを表現する言葉をアルファベットのaから順にひとつずつピックアップし、その表現を使用するワインの例などをご紹介していくコーナー。
このコラムを読み続けていれば、あなたのワイン表現は一歩一歩豊かになっていく・・・はずです!

取り上げる語彙の順番はフランス語表記でのアルファベット順、ひとつの言葉を日本語、英語、フランス語で紹介し、簡単に読み方もカタカナで付けておきますね。
英仏語まで必要ないよー、という方も、いつかワイン産地・生産者を訪れた時に役に立つかもしれませんから参考までに!!

ということで今回ご紹介する言葉は・・・

「シナモン」
英:cinammon
仏:cannelle(女性名詞:発音は「キャネッル」で良いと思います)

 

ワインテイスティングにおいて「ハーブ&スパイスを喩えとしたコメント」は、表現の幅を広げるうえで非常に重要&効果的ではありますが、実際に多様なスパイス類の香りをしっかりと把握していないと使えないのでやや難易度が高め。

そんな中でも「胡椒」に次いで日本人の食生活にすっかり(しかも、結構古くから)馴染んでいるのが、この「シナモン」かもしれません。
スタバではシナモンパウダーがフリーで使えますし、甘いシナモンパウダーが振られた揚げパンやシナモンロール、どこのパン屋さんでも売ってますよね。
そういう意味ではイメージが浮かびやすく、自信を持って使えるワイン表現用語、だと思います。

この香りがよく見つかるのはやはり、コート・デュ・ローヌや南イタリア、スペインなど、スパイシーなワインが産まれやすい「南方の暑い産地」が最初に挙げられます。
シラー&グルナッシュ(ガルナッチャ)のブレンドや、南イタリアの土着品種系ワインなどで、香ばしくスッと鼻に抜けるような爽快な香りを持つ赤ワインなどに出会ったら、「シナモンの香り」という表現を使うと良いのでは。

また、長期熟成した白ワインやシャンパーニュにこの香りがあることも。
樽熟成のニュアンスが果実の香りと複雑に絡み合い、シナモントースト的なニュアンスを持つこともありますよね。
まずはワインを買う時に「スパイシーなワイン」と書いてあったら、黒胡椒の次にシナモンがあるかどうか、を探す練習をしてみてはどうでしょうか??

それでは今週はこのへんで。
今日、あなたの表現するワインの世界が少し広がりました!

CTA-IMAGE ワイン通販Firadis WINE CLUBは、全国のレストランやワインショップを顧客とするワイン専門商社株式会社フィラディスによるワイン直販ショップです。 これまで日本国内10,000件を超える飲食店様・販売店様にワインをお届けして参りました。 主なお取引先は洋風専門料理業態のお店様で、フランス料理店2,000店以上、イタリア料理店約1,800店と、ワインを数多く取り扱うお店様からの強い信頼を誇っています。 ミシュラン3つ星・2つ星を獲得されているレストラン様のなんと70%以上がフィラディスからのワイン仕入れご実績があり、その品質の高さはプロフェッショナルソムリエからもお墨付きを戴いています。 是非、プロ品質のワインをご自宅でお手軽にお楽しみください!
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