ワインボキャブラ天国【第1回】「杏(あんず)」英:apricot 仏:abricot
- 2019.05.11
- ワインボキャブラ天国
- グルナッシュ, コート・デュ・ローヌ, シャルドネ, フランス, 生産者, 白ワイン, 赤ワイン, 香り

連載企画『Firadis ワインボキャブラ天国』は、ワインを表現する言葉をアルファベットのaから順にひとつずつピックアップし、その表現を使用するワインの例などをご紹介していくコーナー。
このコラムを読み続けていれば、あなたのワイン表現は一歩一歩豊かになっていく・・・はずです!
取り上げる語彙の順番はフランス語表記でのアルファベット順、ひとつの言葉を日本語、英語、フランス語で紹介し、簡単に読み方もカタカナで付けておきますね。
英仏語まで必要ないよー、という方も、いつかワイン産地・生産者を訪れた時に役に立つかもしれませんから参考までに!!
ということで記念すべき最初の言葉は・・・
「杏(あんず)」
英:apricot
仏:abricot(男性名詞:アブリコ)
杏の香り、これは結構イメージしやすく、使いやすいのではないかと思います。
果実が良く熟したスタイルの白ワインに見つかることの多い香りです。
ブドウ品種で言いますと、例えばヴィオニエやシュナン・ブラン、暖かい地域の良く熟したシャルドネなどでしょうか。
甘く柔らかな香りを表現するときに使う言葉です。
僕は時に赤ワインにこの言葉を使うこともあります。
例えば、やはり暖かい地域、フランスならコート・デュ・ローヌのグルナッシュなどで、甘く柔らかいアプリコットジャムのような香りと表現したことがありました。
「もぎたてのフレッシュな杏」「完熟した杏」「シロップ漬けの杏」「杏ジャム」など、香りの甘やかさの度合いを現す表現を付け加えると、更に幅が広がりますよ。
それではまた・・次は「アカシアの花」を紹介しますね。
今日、あなたの表現するワインの世界が少し広がりました!

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