「ソーヴィニヨン・ブラン種について」 ワインはじめて講座
- 2019.08.18
- ワイン初めて講座~ワインの基礎知識~
- カベルネ・ソーヴィニヨン, シャルドネ, ソーヴィニヨン・ブラン, ソムリエ, ピノ・ノワール, フランス, ボルドー, 温度, 白ワイン, 香り
「ブドウ品種を詳しく知ろう」シリーズ、6品種目となりました。
ブドウ品種を沢山覚えないといけないのは大変そうだなあ・・・と思っていらっしゃる方、 そんなに心配しなくて大丈夫ですよ。
最初の段階では、覚えておくと良い品種は10個くらいで十分。
簡単な特徴だけでもワイン選びにはちゃんと活用できますので、覚えられる範囲で頑張りましょう!
さて、今回からは白ワイン用ブドウの2品種目『ソーヴィニヨン・ブラン』について。
白ブドウはシャルドネが王様的存在でソーヴィニヨンはちょっとだけ地味な感じもしますが、 カベルネ・ソーヴィニヨンとピノ・ノワールと同じような関係だと思いますので、 是非ちゃんと知っておいてくださいね。
ソーヴィニヨン・ブラン種の代表的な産地と言えば、 フランスならボルドー、そしてロワール河の上流地域(サンセール、メヌトゥ・サロン、ヴァランセなど)。
そして、現代では代表的な産地として忘れてはならないのがニュージーランドです。
気候的には海洋性や大陸性気候の、十分な日照・温度と寒暖差を好む品種のようです。
糖度と酸の絶妙な共存こそが、きりっと爽やかなソーヴィニヨン・ブラン白ワインの醍醐味ですから、 温度差のある環境、というのは生育において重要な要素になります。
ソーヴィニヨン・ブランのワインの特徴を一言で表現するならば、 『フレッシュな柑橘類の切れ味鋭いシャープな酸と、 ミントや青草のように爽やかで抜け感のある印象』でしょうか。
特徴的なグレープフルーツの甘い香り、 そして味わいにはスダチやカボスのように生き生きとしてシャープな酸があり、ハーブの香りも色々・・・
リフレッシュするような、鮮烈さがとても心地よいワインです。
このきりりとした辛口の味わいは、 新鮮な魚介類を生で楽しむ日本の食文化にとにかくぴったり。
CLUB30で「ヴァランセ・ブラン」のページにコメントとして書いたのですが、 とにかくお寿司屋さんからの支持が高いのがソーヴィニヨン・ブラン100%のワインです。
シンプルにレモンを絞っただけの生牡蠣。
白身魚のお刺身にワサビ醤油や大葉、そして勿論スダチ・・・これが、実によく合うんですよね。
皆さんもご自宅で白身魚のお刺身を楽しむときに選ぶワインは、 まずはソーヴィニヨン・ブランを第一候補にしてみると良いですよ!
それでは今回はこのへんで。
次回もソーヴィニヨン・ブランについて引き続き・・。
この品種の研究で見つかった、驚きの事実についてもご紹介します。
今日も1歩、あなたはソムリエに近付きました!
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