シュナン・ブラン種について その3

シュナン・ブラン種について その3

『ブドウ品種を詳しく知ろう』シリーズ、『シュナン・ブラン』第3回です。 フランス ロワール地方中部のアンジュー、トゥーレーヌの地域が起源 きりっと辛口のフレッシュなスタイルのワインから極甘口のワインまで、実に幅広く活用されるブドウ品種です。 「柑橘類よりも、芯のあるフルーツの香り」、そして「白い花、例えばアカシアの花の香りのある品種」というのが品種の典型的な特徴となるでしょうか。

シュナン・ブランの白ワインは、魚介料理も良いですが、その非常に華やかな香りとスパイス感、そしてふくよかな果実味がありますので、肉料理と合わせて楽しむのをお薦めしたいですね。

例えば・・・ロワール地方限定の郷土料理では無いですが、この地で良く食べる「アンドゥイエット」。 豚の内臓を腸詰にした料理ですが、このちょっとクセのある風味にシュナン・ブランが絶妙に合います。 花やスパイスのニュアンスが強い香味に加わることで、この料理が苦手な方でも美味しく食べられるのでは・・と思います。 アンドゥイエットは赤ワイン、と思っていた方も、是非一度試してみてください。

そして、ロワールと言えばやはり「タルト・タタン」。 カラメリゼした林檎のタルトは、実はロワール地方の「ホテル・タタン」が発祥のデザート。 ホテルを経営していたタタン姉妹のお姉さんが考案した料理だそうです。 このデザートには、シュナン・ブランを使った『ヴーヴレ』の甘口を合わせたいですね。 ワインの持つ林檎や蜂蜜のニュアンスが、このデザートと絶妙に合うのです。

様々なタイプのワインを造れる品種は、あらゆる料理に合わせられる。 シュナン・ブランのワインだけでフルコースを通す・・・なんていうこともできそうですね。 ちょっと、やってみたくなりました!

ということで今回も、関連ワインとして紹介するのはこの1本。
シュナン・ブラン種は30%のみの使用ですが、キャラクターが感じられるスパークリングワインをご紹介しておきます。
↓↓↓
≪はじめて講座関連ワイン≫

ドメーヌ・デュテルトル クレマン・ド・ロワール キュヴェ・サン・ジル N.V. 750ml(フランス ロワール産辛口白スパークリングワイン)


『ドメーヌ・デュテルトル クレマン・ド・ロワール キュヴェ・サン・ジル N.V』
(フランス /ロワール産スパークリングワイン
ブドウ品種:シュナン・ブラン種30%、シャルドネ種30%、ピノ・ノワール種30%、カベルネ・フラン種10%
熟成:24ヶ月以上瓶内熟成)

今日も1歩、あなたはソムリエに近付きました!

CTA-IMAGE ワイン通販Firadis WINE CLUBは、全国のレストランやワインショップを顧客とするワイン専門商社株式会社フィラディスによるワイン直販ショップです。 これまで日本国内10,000件を超える飲食店様・販売店様にワインをお届けして参りました。 主なお取引先は洋風専門料理業態のお店様で、フランス料理店2,000店以上、イタリア料理店約1,800店と、ワインを数多く取り扱うお店様からの強い信頼を誇っています。 ミシュラン3つ星・2つ星を獲得されているレストラン様のなんと70%以上がフィラディスからのワイン仕入れご実績があり、その品質の高さはプロフェッショナルソムリエからもお墨付きを戴いています。 是非、プロ品質のワインをご自宅でお手軽にお楽しみください!
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