ワインペアリング奮闘記 第99回 フアン・ヒル ペドレラ × スペイン風ミートボール
ワインペアリング奮闘記 の記事一覧『お料理パパのワインペアリング奮闘記』第99回
リーズナブル赤ワインで、カジュアルに華やかに!
このコーナーは毎回課題のワインに合わせたお料理を実際に作ってレポートするコラムです。コラムの性質上下記について、ご容赦いただいております。
■失敗してもやり直しできませんので、その時は何がダメだったのか考察する回とさせて下さい。
■子供に乳製品アレルギーがあるため、チーズやクリーム、ミルクなど乳製品不使用です。
今回の課題は『フアン・ヒル ペドレラ』です。
こちらは、Firadis WINE CLUBで累計売上No.1の大人気赤ワイン、シルバー・ラベルのメーカー、フアン・ヒルのエントリー・クラスという立ち位置ですね。産地はスペインのフミーリャ。品種はモナストレル主体で、シラーが補助的にブレンドされています。 テイスティング:
今回の課題は『フアン・ヒル ペドレラ』です。
こちらは、Firadis WINE CLUBで累計売上No.1の大人気赤ワイン、シルバー・ラベルのメーカー、フアン・ヒルのエントリー・クラスという立ち位置ですね。産地はスペインのフミーリャ。品種はモナストレル主体で、シラーが補助的にブレンドされています。 テイスティング:
色調は全体にパープルがかった、クリアーなルビーです。
香りは熟したブルー・ベリーやダーク・チェリー。スミレやバラの花束。華やかですね。
ブラック・パッパー、鉄分、少し動物的なニュアンスも感じます。
香りは熟したブルー・ベリーやダーク・チェリー。スミレやバラの花束。華やかですね。
ブラック・パッパー、鉄分、少し動物的なニュアンスも感じます。
口に含むと、熟した果実の柔らかな甘酸っぱさが膨らみ、とてもジューシーな印象。その後、少しシャープな酸がつんつんと舌を刺激します。
タンニンは少し歯茎にくっつくような印象がありますが、溶け込んでいる印象です。
アフターは、やや強めのアルコール感。そして、鉄っぽいフレーヴァー、仄かな苦味が後を引きます。
タンニンは少し歯茎にくっつくような印象がありますが、溶け込んでいる印象です。
アフターは、やや強めのアルコール感。そして、鉄っぽいフレーヴァー、仄かな苦味が後を引きます。
全体的に豊満な果実味で、やや甘さもあり、飲み応えのしっかりとしたフル・ボディの赤ワインです。
リーズナブルな価格帯ですが、様々なフルーツやスパイス、ミネラル感もあって、本格感のある、コスパに優れた赤ワインですね。エントリー・クラスでしっかり味わいのバランスが取れているあたり、さすがフアン・ヒルだなと感心しました。
合わせる料理:
リーズナブルな価格帯ですが、様々なフルーツやスパイス、ミネラル感もあって、本格感のある、コスパに優れた赤ワインですね。エントリー・クラスでしっかり味わいのバランスが取れているあたり、さすがフアン・ヒルだなと感心しました。
合わせる料理:
普段からストックしておきたい、1,500円くらいで買える赤ワイン。
料理も気合を入れすぎず、普段の食材にちょっとひと工夫くらいが心地良さそうです。
濃い目の赤ワインですので、食材としてはやはりお肉がオススメです。
それなりに濃い赤ワインを合わせますので、味付けはややしっかり目で。
煮詰めたソース等を絡めると、相性もぐっと良くなると思います。
今回は、ワインの産地であるスペイン風ミートボールを作ってみたいと思います。
スペインバルの定番、『アルボンディガス』です。 レシピ:
料理も気合を入れすぎず、普段の食材にちょっとひと工夫くらいが心地良さそうです。
濃い目の赤ワインですので、食材としてはやはりお肉がオススメです。
それなりに濃い赤ワインを合わせますので、味付けはややしっかり目で。
煮詰めたソース等を絡めると、相性もぐっと良くなると思います。
今回は、ワインの産地であるスペイン風ミートボールを作ってみたいと思います。
スペインバルの定番、『アルボンディガス』です。 レシピ:
玉ねぎみじん切りを狐色になるまで炒めます。ミートボールに混ぜる用と、ソース用に分けておきましょう。
ソースはこの玉ねぎに、ニンニクのみじん切りを炒め合わせ、トマト缶と赤ワインを加えて煮詰め、塩胡椒で味を整えたもの。
ソースはこの玉ねぎに、ニンニクのみじん切りを炒め合わせ、トマト缶と赤ワインを加えて煮詰め、塩胡椒で味を整えたもの。
ミートボールは牛挽肉をベースとして、炒め玉ねぎ、豆乳に浸したパン粉、生卵、松の実、ナツメグ、クミン、塩胡椒をよく練り合わせます。
これをボール状に小分けして、表面に小麦粉を振り、フライパンで揚げ焼きにします。
油を切ったら、ソースと共に15分ほど煮詰めます。お皿に盛り付けてパセリを飾りつければ出来上がりです。
これをボール状に小分けして、表面に小麦粉を振り、フライパンで揚げ焼きにします。
油を切ったら、ソースと共に15分ほど煮詰めます。お皿に盛り付けてパセリを飾りつければ出来上がりです。
ペアリングレポート:
フアン・ヒル・ペドレラをグラスに注いだら、カジュアルなパーティの始まりです。
ミートボールに入っている松の実やクミンは、どことなく異国情緒を感じさせます。
ここにペドレラの持つ、ちょっとスパイシーなアクセントがとても相性良く感じました。
ジューシーな果実味も、少し大きめのミートボールのボリューム感とバランスが取れていますし、狙い通りにソースと共鳴してくれていました。
料理も赤ワインも、どちらも個性があって、その個性がちゃんと噛み合っていると思います。
じっくり味わってみるのも楽しいし、逆に難しい説明なんてなくても楽しめる。
そんな、みんなが楽しめるペアリングになっていました!
いかがでしたか?
これまでの経験から思うのは、産地を意識したペアリングは、やっぱり成功しやすいということです。
現地と全く同じようにと頑張らなくても、ちょっと意識するだけで、ぐっと相性が高まります。
皆さんも一度お試しください。それでは、次回もお楽しみに!
(西岡)
今回のペアリングワイン:『フアン・ヒル ペドレラ』
ワイン通販Firadis WINE CLUBは、全国のレストランやワインショップを顧客とするワイン専門商社株式会社フィラディスによるワイン直販ショップです。
これまで日本国内10,000件を超える飲食店様・販売店様にワインをお届けして参りました。
主なお取引先は洋風専門料理業態のお店様で、フランス料理店2,000店以上、イタリア料理店約1,800店と、ワインを数多く取り扱うお店様からの強い信頼を誇っています。
ミシュラン3つ星・2つ星を獲得されているレストラン様のなんと70%以上がフィラディスからのワイン仕入れご実績があり、その品質の高さはプロフェッショナルソムリエからもお墨付きを戴いています。
是非、プロ品質のワインをご自宅でお手軽にお楽しみください!
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