「白ブドウの王様シャルドネ種について」ワインはじめて講座

「白ブドウの王様シャルドネ種について」ワインはじめて講座

「ブドウ品種を詳しく知ろう」編、前回までの『メルロ』に続いては、 白ブドウの王様とも言える品種『シャルドネ』をご紹介していきます。
ワインに興味を持って最初に飲んだ白ワインが『シャルドネ』だった、という方も多いはず。

代表的な産地はフランス・ブルゴーニュ地方ではありますが、 今やカベルネ・ソーヴィニヨン種と並んで世界中で栽培されている「国際品種」の代表格。
欧州、北南米、オセアニア諸国、アフリカ、アジア・・・・
ワイン生産者がいる国なら、必ずどこかでシャルドネを栽培しているのではないか、 と思えるくらい世界中に普及しているブドウ品種ですね。

さて、メルロ種の問いには品種の特徴を簡単に3つの言葉で定義したのですが、 『シャルドネ』というブドウの香りや味わいを端的に定義することは、 もしかしたらブドウ品種の中で最も難しいかもしれません

このブドウ品種は、本来的には「最もニュートラル」な場所に位置づけられる、 突出した分かり易い特徴・強烈な個性があるとは言えない品種です
生育環境や造り手のポリシー、力量によってその印象をころころと変えてしまう。 そんな「産地と生産者をそのまま写し出す鏡」のようなブドウ品種です。

例えば・・・フィラディスで扱っている、全部のシャルドネをずらりと並べて試飲してみるとします。
柑橘類的な香りのワインもあれば、パイナップルやマンゴーのような南国フルーツの香りがするときもある。
そして、しっかりと樽熟成をさせたものなら、バターやチョコレートの香りも。
酸やミネラルが非常にシャープな時もあれば、とろりと粘性を感じるくらいヴォリューミーな時もある。
そして勿論、シャンパーニュだってあるわけです。

並んだシャルドネ全部を飲んで
「では、シャルドネとはどんなブドウかを表現してください」と問われたら、 「赤ワイン・ロゼワイン以外ならどんなワインでも造れるブドウ!」とでも答えるしかないかもしれません 笑
そのくらい、定義するのが難しい品種、ということですね。

それでは今回はこのへんで。
次回も引き続き『シャルドネ』種をご紹介します!

次回は白ブドウ最初に品種『シャルドネ』種をご紹介します!

今日も1歩、あなたはソムリエに近付きました!

CTA-IMAGE ワイン通販Firadis WINE CLUBは、全国のレストランやワインショップを顧客とするワイン専門商社株式会社フィラディスによるワイン直販ショップです。 これまで日本国内10,000件を超える飲食店様・販売店様にワインをお届けして参りました。 主なお取引先は洋風専門料理業態のお店様で、フランス料理店2,000店以上、イタリア料理店約1,800店と、ワインを数多く取り扱うお店様からの強い信頼を誇っています。 ミシュラン3つ星・2つ星を獲得されているレストラン様のなんと70%以上がフィラディスからのワイン仕入れご実績があり、その品質の高さはプロフェッショナルソムリエからもお墨付きを戴いています。 是非、プロ品質のワインをご自宅でお手軽にお楽しみください!
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