ワインペアリング奮闘記 第49回「マリーナ・アルタ」
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アロマティック&エスニック
このコーナーは毎回課題のワインに合わせたお料理を実際に作ってレポートするコ
コラムの性質上下記について、ご容赦いただいております。
■失敗してもやり直しできませんので、
■うちの子に乳製品アレルギーがあるため、チーズやクリーム、
さて今回のお題は『ボコパ マリーナ・アルタ』です。
グラスに注ぐと、グリーンがかった淡いイエロー。
底にごく軽く、微発泡している様子が見られます。
グラスを回すまでもなく、
その他にメロンやキウィなど、
それに加え柑橘類、小さな白いお花、
口に含むと、はっきりとしたマスカットの果実味。
甘口という程ではないのですが、やや残糖感があります。
マスカットの香りも手伝って、
酸味は穏やか。アフターはベタつかずキレがあります。
全体としてフレッシュ&ジューシーで爽やか。
普段甘酸っぱいフルーティなカクテル等を好んで飲むような方に、
さて、合わせる料理です。
この甘やかさをどう料理とペアリングするのか、
やはり、料理にも多少甘みがあった方が良いのかもしれません。
そして鼻に抜けるような、
こういったアロマティックなワインの場合、
というわけで今回はバジルを沢山使った『ガパオ・ライス』に決定
鶏ひき肉を使って、少し軽めに仕上げましょう。
料理レシピ:
フライパンにオイルを敷き微塵切りニンニク・生姜、
香りが移ったら鶏ひき肉を炒め合わせて、
この具をご飯にかけて、風味づけにカシューナッツとバジル、
※バジルはあればホーリーバジルを。
ペアリングレポート:
さっそく食べてみると、
オイスターソースと絡んで、甘塩っぱいです。
そして、すぐに鮮烈なハーブの香りが鼻に上がってきます!
ここにマリーナ・アルタを合わせていきましょう。
アルコール度数が低いのでごくごくいってしまいます。うーん、
ワインを飲み込んだ後に上がってくるアフターフレーヴァーが、
鼻に抜けるバジルの香りと同様に、上方向を向いていますね。
ガパオはバジルの香りを思う存分に楽しむ料理、
それに、思ったよりもワインの甘みが、ガパオ・
お砂糖もよく使うタイ料理ですから、甘みとの相性は良いのでしょ
試しに辛口の白ワインもちょっと合わせてみたのですが、
ちょい甘のアロマティック白ワイン、
軽快&爽快なマリージュになりました!
如何でしたか?
こちらのガパオは、鷹の爪を控えめにしました。
とはいえ、マリーナ・
エスニック好きな方は、是非一度タイ料理とマリーナ・
ちょっと驚きのマリアージュが待っていますよ!
それでは次回もお楽しみに。(西岡)
今回のペアリング・ワイン
『ボコパ マリーナ・アルタ』
(スペイン/アリカンテ産白ワイン
ブドウ品種:アレキサンドリア・モスカテル種100% ステンレスタンク発酵・熟成)
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