ワインペアリング奮闘記 第46回「クロード・カザル カルト・オール ブラン・ド・ブラン グラン・クリュN.V.」
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シャンパーニュと春食材のペアリング
このコーナーは
コラムの性質上下記について、ご容赦いただいております。
■失敗してもやり直しできませんので、
■うちの子に乳製品アレルギーがあるため、チーズやクリーム、
今回のお題は『クロード・カザル カルト・オール』です
今回のワインはフィラディスのシャンパーニュの中でも定番と言え
私は大好きで何度も味わっているのですが、
グラスに注ぐと繊細な泡が踊るように立ち上ります。
グラスから、やわらかな果実の香りがふわっと上がってきました。
フレッシュなグレープフルーツやリンゴ、
口に含むと、ピチピチとした泡の感覚と共に、スキッとした酸味。
続いて、フレッシュでありながら、熟度を感じさせる果実を、
全体として何かが突出することのない、とてもバランスの取れた味
主張しすぎず、均整の取れたプロポーションで余韻も楽しめる、
素直に、やっぱり美味しいなと感心しました!
さて、今回は春の食材を合わせるよう課題が出ているので、
春って、例えば菜の花やふきのとう、タケノコなど、
この苦みなどの要素が、
天ぷらなど、
素材として癖が少なく、合わせやすいものはないかと考えて、
ヨーロッパの春の食材の、
というわけで、
『ホワイトアスパラのオランデーズソース プロシュート添え』です。
料理レシピ:
まずはオランデーズソースから。
卵黄、水、オリーブオイル、
もったりとしてきたらレモン果汁、胡椒を加えて更に混ぜ合わせ、
※ふつうはバターですがこのコラムではオリーブオイルで代用。
ホワイトアスパラは根元から15cm程の場所でカット、
フライパンに熱湯を沸かし、アスパラの皮と食塩を少々加えます。
そして、このお湯の中でアスパラを7分程茹でます。
アスパラを盛り付けてオランデーズソースをかけ、
ペアリングレポート:
オランデーズソースなんてあまり作る機会がありませんから、
ナイフで切り分けて口にすると、温かく、
ここにクロード・カザル カルト・オールを合わせて行くと・・・うーん、トレビアン!
少しシャッキリ感を残したアスパラのテクスチャに、
オランデーズソースのクリーミー感も、シャンパーニュの緻密なミ
緑のアスパラと比べてホワイトは青味が目立たないので、
ちょっとしたマリアージュポイントは、
生ハムの塩味や、岩塩のミネラルが、
とても楽しい春の一時を演出してくれました。
如何でしたか?
今回は、暖かくなってきたこの季節を感じさせてくれる、
ホワイトアスパラは、
案外スーパーに売っていますので、
それでは次回もお楽しみに。(西岡)
今回のペアリングワイン
(フランス / シャンパーニュ・グラン・クリュ ブドウ品種:シャルドネ100% ブラン・ド・ブラン 熟成:36か月以上 ドザージュ量:8g/L)
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