ワインペアリング奮闘記 第39回「ドメーヌ・ド・ラ・ドゥナンテ ブルゴーニュ・シャルドネ」

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ワインペアリング奮闘記 第39回「ドメーヌ・ド・ラ・ドゥナンテ ブルゴーニュ・シャルドネ」

 

お料理パパのワインペアリング奮闘記第39回
ミドルなシャルドネのペアリング
 
このコーナーは毎回課題のワインに合わせたお料理を実際に作ってレポートするコラムです。
 
コラムの性質上下記の点について、ご容赦いただいております。
■失敗してもやり直しできませんので、その時は何がダメだったのか考察する回とさせて下さい。
■うちの子に乳製品アレルギーがあるため、チーズやクリーム、ミルクなど乳製品が使えません。
 
今週のワインはドメーヌ・ド・ラ・ドゥナンテ ブルゴーニュ・シャルドネ』です。
 
ドメーヌ・ド・ラ・ドゥナンテ ブルゴーニュ・シャルドネ 750ml(フランス ブルゴーニュ産辛口白ワイン)
 

    

今回は、ブルゴーニュの白ワイン、品種はシャルドネになります。
早速テイスティングしてみましょう!
 
グラスに注ぐと、クリアーで淡いイエロー。
香りを取ってみるとリンゴや洋ナシ、グレープフルーツ、白コショウ、小さな黄色いお花。僅かにオーク樽のニュアンスも感じます。
口に含むと、クリーミーかつ滑らかで、すいすいと入ってくる感じです。第一印象から、フレッシュなリンゴのような爽やかで、まろやかな酸味が口に広がります。
中盤にかけて、口の中で果実味が心地よく膨らんでいくような感覚とともに、石灰のようなミネラルのニュアンスも感じました。
クセがなく、良い意味で軽快さがあるので、ごくごくと飲んでしまいそうな白ワインです。
食事には大変、合わせやすいでしょう!
店長が「ど真ん中」という意味が分かります。
定番アイテムとして、家飲みに最適なブルゴーニュ白ワインだと思います。
 
では、今回合わせる料理を考えてみましょう。
何でも合いそうなミドルなスタイルの白ワインではありますが、オークのニュアンスがあるので、刺身など生ものはやめておいた方が良いと思います。食材には熱を通して、やや軽めに仕上げたお料理が最適でしょう。
お肉からお魚まで大丈夫だと思いますが、石灰のニュアンスがあるのでやはり海の物との相性は良いと思います。
というわけで、今回は『カブとホタテのファルファッレ』に決定しました!
 
作り方:
カブを数個、柔らかくなるまでコトコトと煮ます。今回は海老とホタテの出汁で煮ました。
煮あがったら塩・オリーブオイルを足して、クリーミーさを出すため半量ミキサーにかけます。
次に、フライパンにオリーブオイルをひき、微塵切りのニンニクとベーコン、ホタテの貝柱を加えて炒め合わせます。ここに先程のカブのソースを加えてパスタソースの出来上がり。茹で上げたファルファッレ(蝶の形のパスタ)を和えれば完成です!
 
 
実食:
カブのソースはクリーミー&マイルドでありながら、植物由来の軽さがヘルシーな感じです。
今回のシャルドネもクリーミー&マイルド、そして軽快さを兼ね備えているため、バランスとしては、とてもマッチしていました。
以前もお伝えしましたが、ベーコンの燻製感がオークのニュアンスに良く合います!少量加えるだけで、ぐっと相性が良くなった印象です。
そしてホタテとシャルドネ双方のミネラル感が出会うと、ぐんと互いを引き立ててくれます。
心地よい余韻を堪能することができて、安心感のあるとても良いマリアージュになりました。
 
このコラムも長くやってきて、そろそろペアリングのコツがわかってきたような気もしますが、やはり『ドメーヌ・ド・ラ・ドゥナンテ ブルゴーニュ・シャルドネ』の合わせやすさ、汎用性の高さには助けられました。
それでは、ご意見、ご感想お待ちしておりますね。次回もお楽しみに!(西岡)

 

CTA-IMAGE ワイン通販Firadis WINE CLUBは、全国のレストランやワインショップを顧客とするワイン専門商社株式会社フィラディスによるワイン直販ショップです。 これまで日本国内10,000件を超える飲食店様・販売店様にワインをお届けして参りました。 主なお取引先は洋風専門料理業態のお店様で、フランス料理店2,000店以上、イタリア料理店約1,800店と、ワインを数多く取り扱うお店様からの強い信頼を誇っています。 ミシュラン3つ星・2つ星を獲得されているレストラン様のなんと70%以上がフィラディスからのワイン仕入れご実績があり、その品質の高さはプロフェッショナルソムリエからもお墨付きを戴いています。 是非、プロ品質のワインをご自宅でお手軽にお楽しみください!
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