ワインペアリング奮闘記 第5回「アナヨン・シャルドネ」
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フルーティ白ワインとリンゴ+ポークのペアリング!
このコーナーは毎回課題のワインに合わせたお料理を実際に作ってレポートするコラムです。
コラムの性質上下記の点について、ご容赦いただいております。
■失敗してもやり直しできませんので、その時は何がダメだったのか考察する回とさせて下さい。
■家庭の料理なので、冷蔵庫にたまたま余っていた物なども積極的に使います。
■うちの子に乳製品アレルギーがあるため、チーズやクリーム、ミルクなど乳製品が使えません。
言わずと知れた(?)CLUB30の看板白ワインです!
どこかトロピカルで、よく完熟した桃やマンゴーのような香り、白胡椒、そしてオークを感じます。
口に含めば、弾けるような果実味。飲むたびに元気になるような白ワインですね。
そんなワインですから、さっぱりした繊細なお料理ではこのワインに負けてしまいそうです。
とろりとした口当たりからも、少し脂の乗ったお料理の方が良さそうです。
フルーツの甘み、まろやかな酸味が感じられるワインなので、同様のニュアンスをもったソースを合わせれば、うまく寄り添ってくれるのではないでしょうか。
以上を踏まえて今回は、「ポークソテーのリンゴソース」に決定しました!
作り方:
塩コショウをした豚ロースを、油を敷いたフライパンで、中火でソテーします。
お肉が焼けたらバットに移し、焼いた後のフライパンで、スライスした玉ねぎをキツネ色になるまで炒めます。
※トマト缶を使わず、フレッシュトマトを使ったのが一工夫。完全に煮えてしまわないようにしましょう。
細かく刻んだリンゴを加えて火を通し、白ワインを加えて煮詰めます。
このリンゴソースをカットしたお肉にかければ出来上がり。
実食:
やはり甘酸っぱく煮詰めたリンゴソースと、果実味たっぷりなアナヨン・シャルドネの相性は上々です。
そして少し噛み応えのある脂の乗った豚ロースが、このワインのしっかりとしたボリューム感とうまくバランスが取れていました。
このお料理とワインの組み合わせは、とても明快!
まるで元気いっぱいに腕組みしてスキップしているカップルのようです。
ホームパーティーで出せば、誰もが楽しい気持ちで場が盛り上がりそうな、そんなペアリングだと思います。
いかがでしたか?
今回改めて、軽く冷えたアナヨン・シャルドネって、本当に美味しいな?!と思いました。
ご意見、ご感想お待ちしておりますね。それでは、次回もお楽しみに!
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