トレッビアーノ種について その3

カジュアルイタリアンで人気の『トレッビアーノ・ダブルッツォ』など「分かりやすく、飲みやすく、親しみやすい」が特徴のこの品種のワイン。 レモンやグレープフルーツなど黄色い柑橘系フルーツの爽やかな香りや、熟度の高い上質なものだと洋梨のようにもう少し密度の濃い果物の印象があります。
トレッビアーノ種の白ワインは、さっぱりした魚介料理・野菜料理だったら大体何でも無難に合わせられます。白身魚や貝類を、お刺身や塩・胡椒・オリーブオイルでシンプルにソテーしたものなどが好相性。お刺身なら、醤油に少しレモンを絞ると、ワインとの距離が更に近付きます。
一方で、魚介料理でもバターをたっぷり使ったソースなどだとワインがちょっと負けてしまっているかな・・という感じ。 できるだけあっさりとした味付けの料理と合わせることで、この品種の軽やかな魅力が引き出されます。
『トレッビアーノ・ダブルッツォ』の生まれ故郷であるイタリア・アブルッツォ州でも、このワインはさっぱり系魚介料理に合わせることが多いです。川魚(鱒など)のソテーや、魚介のスープ料理などですね。
ちなみにWINE CLUB30でこのワインに提案しているマリアージュレシピは『豆腐のカルパッチョ』。 お豆腐に刻み玉ねぎとイタリアンパセリをまぶし、塩・オリーブオイルとお酢で味付けしただけのごく簡単なお料理。 これを良く冷やした『トレッビアーノ・ダブルッツォ』と合わせると、最高ですよ! 特に夏場、良く冷えたお豆腐とワインで疲れが吹っ飛ぶ感じです。
こちらのページに『豆腐のカルパッチョ』のレシピも掲載されています!


-
前の記事
トレッビアーノ種について その2 2020.04.20
-
次の記事
モンテプルチアーノ種 その1 2020.05.02