ワイン職人に聞く、10の質問【第38回】カール・ローウェン(ドイツ・モーゼル地方)
- 2020.05.06
- ワイン職人に聞く、10の質問
- ステンレスタンク, テイスティング, ピノ・ノワール, フランス, ブルゴーニュ, マリアージュ, ワイナリー, 写真, 哲学, 樽, 熟成, 生産者, 白ワイン, 職人, 試飲, 調和
≪ひとりのワイン職人の頭の中を覗く一問一答インタヴュー!≫
『ワイン職人に聞く、10の質問』
第38回 カール・ローウェン(ドイツ モーゼル地方)オーナー・醸造家 クリストファー・ローウェンさん
『ワイン職人に聞く、10の質問』、今週話を聞いた生産者は「現存する世界最古のリースリング葡萄樹」を所有する老舗、
メルマガのトップに写真を掲載した驚くほど急斜面の畑が、
そんな古木で造ったワインは、複雑で難解、
と思ってしまいがちですが、彼らのワインはその真逆。
例えば一番スタンダードなアイテム『リースリング・クアント』
これは決して「どのタイプにも特徴的な要素が無い、
何杯、いや何本飲んでみてもこのワインに対して僕が感じるのは“
だから、ポイントを「少しだけフレッシュ&
最古のリースリングから産まれる、
Firadis WINE CLUBで取り扱いをスタートしてから、
それでは今週もメルマガ誌上一問一答インタヴュー、
Q1:ワイン造りを一生の仕事にしよう、
⇒畑の中で育ったからね・・・その仕事を受け継ぐことに、
子供の頃から、
自然と命を間近に感じる環境で生活してきたから、
Q2:これまでワインを造ってきて、一番嬉しかった瞬間は?
⇒自分たちの先達が造ってきた古いワインが、
ワインというものが未来に大きな可能性を持っていることを、
Q3:その反対に、一番辛い(辛かった)ときは?
⇒これは全てのワイン生産者が同じことを答えるんじゃないか?
一年を通じて畑で常にベストを尽くしてきても、
そこまで素晴らしく育っていたブドウの全ての可能性が閉ざされて
Q4:ワイン造りで最も「決め手になる」のは、
⇒根源的に言えば、葡萄樹と土と常に近いところにいること、
Q5:あなたにとっての「理想のワイン」とは?
⇒軽やかで優美なリースリング、
Q6:今までに飲んだ中で最高のワインを1本だけ選ぶとしたら?
⇒フランス・アルザスの素晴らしい生産者
『トリンバック』のトップキュヴェ「クロ・サンテューヌ 」2012年だ。
このワインは最初ブラインドテイスティングで試飲したのだが・・
その静謐な美しさに心の底から感激したよ。
Q7:自分のワインと料理、
⇒あらゆる種類の新鮮な魚介類と、パーフェクトに合う!!
Q8:もしあなたが他の国・地域でワインを造れるとしたら、
⇒なかなか難しい質問だ・・だって、
でもどうしても答えろと言うならば、
Q9:あなたの「ワイン造り哲学」を、一言で表現してください。
⇒自然を信じよ!!だな。
私たちが急斜面で育てている接ぎ木なしの古木は、
Q10:最後に・・・日本にいるあなたのワインのファンに、
⇒
私たちのワインは、
クリストファー・ローウェンさんのインタヴューは以上です。
今週の『ワイン職人に聞く、10の質問』如何でしたか??
大手ワイナリーが主導し、
彼には、自分の目指すワインが本当に明確に、
彼の造るワイン・・・何本開けても、
それでは、彼が心血を注いだ作品群を今日は4種類ご紹介。
本日は勿論世界最古のリースリング樹を使用したスペシャルキュヴ
誰が飲んでも素直に美味しいと思える、
≪全ての要素が素晴らしいバランスに落ち着いている、モーゼル・
(ドイツ/モーゼル産白ワイン ブドウ品種:リースリング100% 熟成:ステンレスタンク3か月熟成)
≪「アルテ・レーベン」とは「古木」の意味。
『カール・ローウェン リースリング・アルテ・レーベン』
(ドイツ/モーゼル産白ワイン ブドウ品種:リースリング100% 熟成:ステンレスタンク5か月熟成)
≪これが世界最古のリースリング!
『カール・ローウェン リースリング マキシミン・ヘレンベルク 1896 エアステ・ラーゲ アルテ・レーベン』
(ドイツ/モーゼル産白ワイン ブドウ品種:リースリング100% 熟成:1,000L大樽で6か月熟成)
≪モーゼル河流域で最高の畑と言われる、
『カール・ローウェン リースリング リッチ・グローセス・ゲヴェックス』
(ドイツ/モーゼル産白ワイン ブドウ品種:リースリング100% 熟成:1,000L大樽でシュール・リー6か月熟成)
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