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ワイン職人に聞く、10の質問【第55回】ルイジ・ピラ(イタリア ピエモンテ州セッラルンガ・ダルバ)

ワイン職人に聞く、10の質問【第55回】ルイジ・ピラ(イタリア ピエモンテ州セッラルンガ・ダルバ)

≪ひとりのワイン職人の頭の中を覗く一問一答インタヴュー!≫
『ワイン職人に聞く、10の質問』
第55回 ルイジ・ピラ(イタリア ピエモンテ州セッラルンガ・ダルバ)
オーナー・醸造家 ジャンパオロ・ピラさん 

今週話を聞いた生産者は、イタリア ピエモンテ州の『ルイジ・ピラ』。

イタリアワインを代表する赤ワインと言えば「バローロ」の名前が真っ先に上がるわけですが、実は同じバローロの中でも区画によってそのクオリティ・味わいに「多様性と差」が存在しています。

今バローロで生産者たち、そして世界各地のソムリエたちが熱い視線を注ぐ区画は・・・
「セッラルンガ・ダルバ」だ、と断言しても良いでしょう。
バローロ特有の男性的な剛健さに加え、繊細でしなやかな「伸び」のあるこの地域のバローロ。
この区画を広く所有する恵まれた生産者が『ルイジ・ピラ』

ファミリー2代目、ジャンパオロ・ピラさんへの一問一答インタヴュー。
今週もお楽しみください!!!

Q1:ワイン造りを一生の仕事にしよう、と決意したきっかけは何ですか?
⇒実は「決意」なんていう格好良いものは無かったんだ 笑
私の両親がワイナリーを立ち上げて、それを自然と受け継いだ。
この仕事への情熱や興味は、この土地に暮らしてきた中で自然と生まれていたけどね。

Q2:これまでワインを造ってきて、一番嬉しかった瞬間は?
⇒それは何の迷いも無く、毎年の収穫だよ!
素晴らしいワインが始まる第1歩であり、その年の全ての努力のエピローグ。
セラーにブドウを運び込むまではひたすら沢山の不確定要素に耐え続けているわけだから、喜びもひとしおだ!

Q3:その反対に、一番辛い(辛かった)ときは?
⇒大雨、干ばつ、雹・・・日々襲い掛かる様々な天候要因にやきもきすること。
あっという間にすべての努力が無に帰してしまったような日は、正直現実を直視することができない。

Q4:ワイン造りで最も「決め手になる」のは、どの工程だと思いますか?
⇒私はやはり、発酵のプロセスこそが最重要だと考えている。
そのワインに求める色合いや香りを創り上げていくためには、発酵の温度や時間を管理することがもっとも大切なんだ。

Q5:あなたにとっての「理想のワイン」とは?
⇒個人的に「理想のワイン」を定義するならば、出自の個性がはっきりしているワインだ。
そして、人の感情に響き、記憶を呼び覚ますようなワイン。
自分のワインもそうでありたい、と考えているよ。

Q6:今までに飲んだ中で最高のワインを1本だけ選ぶとしたら?
⇒これぞ人生の特別な1本、という記憶は無いんだが・・・
楽しかったひと時の思い出と一緒にあるすべてのワイン、だね。
その殆どはネッビオーロかピノ・ノワールの赤ワインかな。

Q7:自分のワインと料理、これまでに一番マリアージュしたと思った組み合わせを教えてください。
⇒私のワインにはやはりジビエの赤身肉が一番良く合うと思う。特に好みなのは、野生の猪肉!

Q8:もしあなたが他の国・地域でワインを造れるとしたら、どこで造ってみたいですか?
⇒世界中には素晴らしいワインを産み出す場所が沢山あるから、迷ってしまうね!
だが私はビジネスライクな人間ではないし、自分自身以外の何者にもなれないことは知っている。
だから、今自分がワイン造りをしているこの場所以外で良いワインを造ることは出来ないだろうな。

Q9:あなたの「ワイン造り哲学」を、一言で表現してください。
⇒私のワイン造り哲学は、人生哲学とほぼ同じ。
「常に現場(仕事の場合はブドウ畑)にいること、決して傲慢にならず、大好きなものに囲まれて生きること。」

Q10:最後に・・・日本にいるあなたのワインのファンに、メッセージを!
⇒「バローロ」は世界で最も重要なワインのひとつ。
この素晴らしいワイン産地をもっと深く知ってもらいたいと思うし、もしチャンスがあれば是非直接この土地に来て、美しく、静かな自然の中で大きく深呼吸してみて欲しいよ!

・・・ジャンパオロさんへの一問一答インタヴューは、以上です。
如何でしたか??

『ルイジ・ピラ』は僕も個人的に大好きな生産者。
インタヴューの返事を本当に楽しみに待っていました。
バローロの自然の中で深呼吸・・・何とも粋なメッセージです。

彼の造る「バローロ」をはじめとしたワインの特徴は、美しいしなやかさ
シンプルに塩・胡椒だけで味付けした牛肉のグリルなど、素材の旨みだけをひたすら追求した料理に合わせた時にその個性が発揮されます。

飲むと決めた日は、是非とも朝のうちに抜栓を済ませておいて、夜を心待ちにしてください。
帰宅してグラスに注ぎ・・完璧に開いたこのワインから感じるのは「力強き美しさ」。
高級リストランテに行かずとも、自宅で最高のイタリア美食体験の出来るワインです。

≪バローロで今最注目の重要区画、知っておいてください!≫

『ルイジ・ピラ バローロ セッラルンガ』
(イタリア / ピエモンテ州産赤ワイン
ブドウ品種:ネッビオーロ種100%  熟成: 大樽24ヶ月熟成)

≪バローロの名生産者が同じくネッビオーロ100%で造る、3,000円以下のマスターピース!≫

『ルイジ・ピラ ランゲ・ネッビオーロ』
(イタリア / ピエモンテ州産赤ワイン
ブドウ品種:ネッビオーロ種100%  熟成: 大樽&バリック&トノー12ヶ月熟成)

≪ピエモンテを代表するもう一つの黒ブドウ、バルベーラ100%のフルーツ感溢れるワイン!≫

『ルイジ・ピラ バルベーラ・ダルバ』
(イタリア / ピエモンテ州産赤ワイン
ブドウ品種:バルベーラ種100%  熟成: 大樽&バリック&トノー12ヶ月熟成)

≪ガヤの「スペルス」に近接する優良区画の、アロマティックな上級バローロ。≫

『ルイジ・ピラ バローロ・マレンカ』
(イタリア / ピエモンテ州産赤ワイン
ブドウ品種:ネッビオーロ種100%
熟成: フレンチオークのトノー500L新樽比率15% 12ヶ月熟成後、
スラヴォニア&オーストリア オークの大樽2,500Lで12ヶ月熟成)

≪ルイジ・ピラ最上級キュヴェ。その圧倒的なスケール感、「ワインの王様」にふさわしい1本です。≫

『ルイジ・ピラ バローロ・ヴィーニャ・リオンダ』
(イタリア / ピエモンテ州産赤ワイン
ブドウ品種:ネッビオーロ種100%
熟成: フレンチオークのバリック 新樽比率20% 12ヶ月 熟成後、
スラヴォニア&オーストリアオークの 大樽2,500L 12ヶ月熟成)

CTA-IMAGE ワイン通販Firadis WINE CLUBは、全国のレストランやワインショップを顧客とするワイン専門商社株式会社フィラディスによるワイン直販ショップです。 これまで日本国内10,000件を超える飲食店様・販売店様にワインをお届けして参りました。 主なお取引先は洋風専門料理業態のお店様で、フランス料理店2,000店以上、イタリア料理店約1,800店と、ワインを数多く取り扱うお店様からの強い信頼を誇っています。 ミシュラン3つ星・2つ星を獲得されているレストラン様のなんと70%以上がフィラディスからのワイン仕入れご実績があり、その品質の高さはプロフェッショナルソムリエからもお墨付きを戴いています。 是非、プロ品質のワインをご自宅でお手軽にお楽しみください!
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