ワイン職人に聞く、10の質問【第58回】アントヒル・ファームズ・ワイナリー(USAカリフォルニア州ノース・コースト)

ワイン職人に聞く、10の質問【第58回】アントヒル・ファームズ・ワイナリー(USAカリフォルニア州ノース・コースト)

≪ひとりのワイン職人の頭の中を覗く一問一答インタヴュー!≫
『ワイン職人に聞く、10の質問』
第58回 アントヒル・ファームズ・USAカリフォルニア州ノース・コースト)
オーナー・醸造家 アンソニー・フィリベルティさん *写真中央

『アントヒル』は設立からたったの10年で米国の有名ワイン誌『ワイン・アンド・スピリッツ』の世界のトップ100ワイナリーに選ばれるという快挙を成し遂げたスター・ワイナリー。
今やカリフォルニアのピノ・ノワールを語る上では絶対に素通りできない、最重要生産者のひとつとなっています。

彼らの造るワインは、決して洗練された「高得点・高評価を取れる」スタイルのワインではありません。
野性的で力強く、粗削りな中に不思議ときらりと光る気品を感じさせる、というイメージ。
「ただ濃く、甘い」だけのカリフォルニア・ピノとは決定的に違います。

ピノ・ノワールはブルゴーニュしか認めない、という原理主義者ですら納得・感服する、圧巻のクオリティ。
そのワイン造りの背景と哲学に迫るインタヴュー、お楽しみください!

Q1:ワイン造りを一生の仕事にしよう、と決意したきっかけは何ですか?
⇒高校生くらいの頃から、僕はロシアン・リヴァー・ヴァレーの「グリーン・ヴァレー」に住んでいて、ワイナリーで働きながら学生生活を送っていたんだ。
その中で自然とこの仕事に入り込んでいった感じかな。

Q2:これまでワインを造ってきて、一番嬉しかった瞬間は?
⇒ブドウの剪定作業を終えて家に帰ると、産まれたばかりの娘が家で待っていて・・・家族でゆっくりと一緒に過ごしていた頃。
素敵な思い出だよ!

Q3:その反対に、一番辛い(辛かった)ときは?
⇒自分のワインをテイスティングする時。
僕たちのチームはワインについては常に厳しく批評的でありたいと思っているからね。
「辛い」というのとは少し違うのかもしれないけどね。

Q4:ワイン造りで最も「決め手になる」のは、どの工程だと思いますか?
⇒結局は、ブドウを栽培している段階でいかに丁寧な仕事が出来るか、に尽きると思う。
収穫したブドウが醸造蔵に到着した時には、もう全てが決まっているようなものなんだ。

Q5:あなたにとっての「理想のワイン」とは?
⇒精緻で緻密、焦点が定まっていて、それでいて素直に「おいしい」と思えるワイン。

Q6:今までに飲んだ中で最高のワインを1本だけ選ぶとしたら?
⇒いっぱいあるんだけど、いくつか書いても良いかな?
『ブルーノ・ジャコーザ』のバローロ・リゼルヴァ・コリーナ・リオンダ1993年、『エゴン・ミューラー』のシュペートレーゼ1996年、『ルーミエ』のミュジニィ1995年・・・・他にも沢山あって、書ききれないね!

Q7:自分のワインと料理、これまでに一番マリアージュしたと思った組み合わせを教えてください。
チキンのレバーパテにほんの少し塩を振ってパンに載せたものと、うちのピノ・ノワール。
『アントヒル』のワインが多層的な造りになっているので、シンプルな食べ物のほうが良く合うんだ。

Q8:もしあなたが他の国・地域でワインを造れるとしたら、どこで造ってみたいですか?
オレゴン州のウィラメット・ヴァレーで、ピノ・ノワールのワインを造りたい。
世界中に、そして合衆国の中にも素晴らしい産地やブドウの品種は沢山あるけど、オレゴンのナチュラルで生き生きしたスタイルのピノ・ノワールは本当に素晴らしいと思うよ。

Q9:あなたの「ワイン造り哲学」を、一言で表現してください。
僕よりもずっと賢く経験あるワイン生産者が僕に言ってくれた言葉で、『ワインに対して何もしなくて良いくらい、自信を持てるブドウを造れ!』

Q10:最後に・・・日本にいるあなたのワインのファンに、メッセージを!
『自分の味覚を、常に信じよう!』

・・・アンソニーさんへの一問一答インタヴューは、以上です。
如何でしたか??
チキンのレバーパテにアントヒルのワイン、そう、確かにこういうシンプルなものこそ彼らのワインには合うんですよね。
以前ワインレターでも書きましたが、アントヒルのピノをお寿司屋さんに持ち込んだときも、様々な魚介類と驚くほどに合いました。

アンソニーさんの言う
『精緻で緻密、焦点が定まっていて、それでいて素直に「おいしい」と思えるワイン。』
彼らのワインはまさにズバリそこを実現できていると思います。
本日はピノ・ノワール6アイテムをご紹介。
是非是非、アントヒルのワインをこの機会にお試しください!

≪まずはエントリー・レンジのソノマ・コーストを是非お試しください!≫

『アントヒル・ファームズ ピノ・ノワール ソノマ・コースト』 
(USA / カリフォルニア州ソノマ・コースト産赤ワイン
ブドウ品種:100% :フレンチオークのバリック15ヶ月)

≪クラシカルでピュア、清くエレガントなスタイルのピノ・ノワールです。≫

『アントヒル・ファームズ ピノ・ノワールアンダーソン・ヴァレー』 
(USA / カリフォルニア州アンダーソン・ヴァレー産赤ワイン
ブドウ品種:ピノ・ノワール100% 熟成:バリック16-18ヶ月)

≪しなやかな味わい、内なる凝縮感とエネルギーを備え、心地よい緊張感に満ちたピノ・ノワール。≫

『アントヒル・ファームズ ピノ・ノワール コンプチ・リッジ・ヴィンヤード』 
(USA / カリフォルニア州メンドシーノ・カウンティ産赤ワイン
ブドウ品種:ピノ・ノワール100% 熟成:フレンチオークのバリック15ヶ月 新樽比率10%)

≪力強くピュアな味わいの中に飲む喜びが満ちたピノ・ノワール!

『アントヒル・ファームズ ピノ・ノワール ティナ・マリー・ヴィンヤード 』 
(USA / カリフォルニア州ロシアン・リヴァー・ヴァレー産赤ワイン
ブドウ品種:ピノ・ノワール100% 熟成:フレンチオークのバリック11ヶ月 新樽比率10%)

≪アントヒル・ファームズの3人が初めて手掛けたワインがこの「アビー・ハリス」!≫

『アントヒル・ファームズ ピノ・ノワール アビー・ハリス・ヴィンヤード』 
(USA / カリフォルニア州アンダーソン・ヴァレー産赤ワイン
ブドウ品種:ピノ・ノワール100% 熟成:フレンチオークのバリック15ヶ月 新樽比率100%)

CTA-IMAGE ワイン通販Firadis WINE CLUBは、全国のレストランやワインショップを顧客とするワイン専門商社株式会社フィラディスによるワイン直販ショップです。 これまで日本国内10,000件を超える飲食店様・販売店様にワインをお届けして参りました。 主なお取引先は洋風専門料理業態のお店様で、フランス料理店2,000店以上、イタリア料理店約1,800店と、ワインを数多く取り扱うお店様からの強い信頼を誇っています。 ミシュラン3つ星・2つ星を獲得されているレストラン様のなんと70%以上がフィラディスからのワイン仕入れご実績があり、その品質の高さはプロフェッショナルソムリエからもお墨付きを戴いています。 是非、プロ品質のワインをご自宅でお手軽にお楽しみください!
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