ワイン職人に聞く、10の質問【第41回】シャトー・デギュイユ(フランス・ボルドー地方)
- 2020.05.24
- ワイン職人に聞く、10の質問
- カベルネ・ソーヴィニヨン, ステンレスタンク, テロワール, フランス, ボルドー, マリアージュ, メルロ, 価格, 哲学, 樽, 熟成, 生産者, 職人, 調和, 赤ワイン
≪ひとりのワイン職人の頭の中を覗く一問一答インタヴュー!≫
『ワイン職人に聞く、10の質問』
第41回 シャトー・デギュイユ(フランス ボルドー地方)オーナー ステファン・フォン・ナイペルグ伯爵
『ワイン職人に聞く、10の質問』、今週話を聞いた生産者は、
メルロの品種特徴を非常に精緻に表現し、
WINE CLUB30で人気の『セニョール・デギュイユ』を始め、
非常に濃厚でまろやかなのに、
そのワインはどんなワイン造り哲学の下に生まれたのでしょうか?
今週の『ワイン職人に聞く、10の質問』スタートです!
Q1:ワイン造りを一生の仕事にしよう、
⇒私の家族は800年に渡ってワイン造りをしてきたので・・・
ワインを造る家系の中に生まれ、
800年間の中では、まだまだひよっ子のような存在だけどね 笑
Q2:これまでワインを造ってきて、一番嬉しかった瞬間は?
⇒それは勿論、シャトーの皆で毎年の収穫を始めるとき。
喜びと興奮に満ちた数日間は、何物にも代えがたいな。
Q3:その反対に、一番辛い(辛かった)ときは?
⇒ありきたりで申し訳のだけど、
霜、雹、嵐・・・人間にはどうしようもないことだが。
Q4:ワイン造りで最も「決め手になる」のは、
⇒
果実が一番のピークに達した瞬間を捉えて収穫が出来れば、
それで良いワインが造れることは保証されたも同然なんだ。
Q5:あなたにとっての「理想のワイン」とは?
⇒果実の味わいと若々しいフレッシュ感がありながら、上品さ・
最も大切なのは、調和だと思う。
Q6:今までに飲んだ中で最高のワインを1本だけ選ぶとしたら?
⇒『シャトー・シュヴァル・ブラン 1947年』・・・表現する言葉も無かった。
Q7:自分のワインと料理、
⇒上質な牛肉や鴨肉を、
そして、少しスパイシーなテイストの料理かな。
本当においしい赤ワインには、良い肉に塩、
Q8:もしあなたが他の国・地域でワインを造れるとしたら、
⇒ドイツだね。
実際に私のファミリーは13世紀からドイツでワイン造りに携わっ
Q9:あなたの「ワイン造り哲学」を、一言で表現してください。
⇒本当に一言でいうならば『バランスの探求』。
私が目指すワインは、究極的にはそれだけに尽きるんだ。
Q10:最後に・・・日本にいるあなたのワインのファンに、
⇒良質なワインを適度に飲むことは、
私たちの体を健康に、そして若々しく保ってくれると思うんだ。
日本の皆さんも是非、
・・・ナイペルグ伯爵への一問一答インタヴューは、以上です。
如何でしたか??
以前伯爵のお話を聞いた時、「
力強く剛健で、飲み頃まで時間のかかる高級ワインを造るよりも、若くても味わい要素のバランスが取れていて、
CLUB30で常に安定的人気のセカンドワイン『セニョール・
バリュー・
≪樽のかけ方、まさにこれが「完璧なほど、ちょうどいい」
(フランス / ボルドー産赤ワイン ブドウ品種:メルロ種80%、カベルネ・フラン種20% 熟成:オーク樽17カ月 新樽比率50%)
≪3,000円以下最強パフォーマンス!価格を超えた価値、
(フランス / ボルドー産赤ワイン ブドウ品種:メルロ種90%、カベルネ・ソーヴィニヨン種10% 熟成:オーク樽6ヶ月+ステンレスタンク9ヶ月熟成)
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