ワイン職人に聞く、10の質問【第8回】セパス・イ・ボデガス(スペイン リベラ・デル・デュエロ)

ワイン職人に聞く、10の質問【第8回】セパス・イ・ボデガス(スペイン リベラ・デル・デュエロ)

≪ひとりのワイン職人の頭の中を覗く一問一答インタヴュー!≫
『ワイン職人に聞く、10の質問』
第8回 セパス・イ・ボデガス(スペイン リベラ・デル・デュエロ) / マイテ・ヘイホさん

今回も引き続き、スペインの生産者が登場。 1992年にトップレストランのソムリエールから転身、 自分が理想と考えるワインを具現化するためにワイナリーをひとり立ち上げた 『セパス・イ・ボデガス』のマイテ・ヘイホさんが登場です。

僕もかつての彼女と同じように、ワインの世界にはおりますが「造りの現場から見たら、外にいる」状況。 現場に踏み込んだ彼女が、この27年間で辿り着いた場所とは・・・?

 

華やかなレストランのフロアから、自然いっぱいの畑へ。 勇気ある転身を実行したマイテさんの信念、 今日もいつもと同じ10のクエスチョンから覗いてみたいと思います。
リベラ・デル・デュエロ以外でワインを造ってみたい場所はどこですか? という質問8への回答が、彼女の人柄を最も強く表しているかな・・・と思いました!

Q1:ワイン造りを一生の仕事にしよう、と決意したきっかけは何ですか?
⇒自分を取り巻く世界の全てと、美食・社交・文化の素晴らしさを共有できる仕事はワインを造ることだ、と感じたから。

Q2:これまでワインを造ってきて、一番嬉しかった瞬間は?
⇒どこか知らない遠い土地で、自分のワインを楽しんでくれている人がいる、と実感したとき。

Q3:その反対に、一番辛いときは?
⇒ワインというものについて深く理解したいと考え始めて・・・その思考から逃れられないとき、かな。

Q4:ワイン造りで最も「決め手になる」のは、どの工程だと思いますか?
⇒どんなワインを何のために造るのか・・・まず、それを考えることが最も大切なことだと思う。

Q5:あなたにとっての「理想のワイン」とは?
⇒その瞬間瞬間で、理想のワインは変わっていくもの。
だから、タイプやスタイルなどで「これが理想」と考えることはないかも。たった今、これを書いている時は、ロゼ・スパークリングが理想のワイン 笑

Q6:今までに飲んだ中で最高のワインを1本だけ選ぶとしたら?
⇒1863年のポートワイン。造り手については全く知らなかったのだけど、素晴らしい1本だった。

Q7:自分のワインと料理、これまでに一番マリアージュしたと思った組み合わせを教えてください。
ワインと食のペアリングについては長い間研究を重ねてきたんだけど、 直感や経験・土地の習慣で最善のものが見つかるのではなく、 実はとても科学的に、理論的に見つけられるものだと思う。
だから私はワインを造る時に、西洋の食文化だけではなくアジアや世界各地の食文化、 または様々な食文化がフュージョンされた料理などにも自然と寄り添うような味わいになるように造っている。 だから、私のワインはどんな料理ともちゃんと合うはず!

Q8:もしあなたが他の国・地域でワインを造れるとしたら、どこで造ってみたいですか?
「壮絶な地理的条件の場所や、新しいチャレンジのできるところ」。
例えば・・・標高500m以上で傾斜格30度の斜面の畑や、 今まで誰もワインを造ったことの無い絶海の孤島のようなところ。 勿論ブドウ栽培に機械を導入することが不可能で、非常に過酷な気候。 だけれども、その景色はそこでしか絶対に見られないほどに美しい場所。 そんなところで、全く未知のブドウ品種でワインを造る・・・というのはどう 笑?

Q9:あなたの「ワイン造り哲学」を、一言で表現してください。
⇒『私の造るワインが、世界の食文化・ワイン造りの文化に新しい価値を加えていくこと。』

Q10:最後に・・・日本にいるあなたのワインのファンに、メッセージを!
⇒私がスペインで造っているワインは、 世界中の素晴らしい食文化ときれいに寄り添えるようことを明確なコンセプトにしています。 リベラ・デル・デュエロという私たちの住む土地のアイデンティティと伝統的な文化が、 皆さんの住む日本の文化と手を繋ぐような瞬間が訪れることを強く願っています!

今週の『ワイン職人に聞く、10の質問』如何でしたか??
マイテさん、これまで登場した職人的な生産者たちとは少し違い、より思索的なアプローチをする人だな、と感じました。 何よりも「ここ以外でワインを造りたい場所」に、「壮絶な場所」と答える人がいるなんて、思いもしませんでした 笑

でも、もし彼女がどこか絶海の孤島で、 聞いたことも無いようなブドウで仕込んだワインが出来たなら、それは何としても飲んでみたいな・・・ と思いました。 きっと、僕たちに新しい価値観と風景を見せてくれる、そんな1本が生まれるんじゃないかな、と思います。

それでは今日も最後にワインを1本ご紹介。 マイテさんが思索と情熱を傾け続けて生まれたワイン、是非試してみてください。

≪マイテ・ヘイホさんが思索の旅の途中で創造した1本≫
セパス・イ・ボデガス ヴィリャカンパ・デル・マルケス
     
『セパス・イ・ボデガス ヴィリャカンパ・デル・マルケス』
(スペイン/リベラ・デル・デュエロ産赤ワイン
ブドウ品種:テンプラニーリョ種100%
熟成:フレンチオークとアメリカンオークのバリックで6ヶ月樽熟成)

CTA-IMAGE ワイン通販Firadis WINE CLUBは、全国のレストランやワインショップを顧客とするワイン専門商社株式会社フィラディスによるワイン直販ショップです。 これまで日本国内10,000件を超える飲食店様・販売店様にワインをお届けして参りました。 主なお取引先は洋風専門料理業態のお店様で、フランス料理店2,000店以上、イタリア料理店約1,800店と、ワインを数多く取り扱うお店様からの強い信頼を誇っています。 ミシュラン3つ星・2つ星を獲得されているレストラン様のなんと70%以上がフィラディスからのワイン仕入れご実績があり、その品質の高さはプロフェッショナルソムリエからもお墨付きを戴いています。 是非、プロ品質のワインをご自宅でお手軽にお楽しみください!
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