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ワイン職人に聞く、10の質問【第78回】ドメーヌ・ルイ・ギョーム(フランス・ブルゴーニュ地方)

ワイン職人に聞く、10の質問【第78回】ドメーヌ・ルイ・ギョーム(フランス・ブルゴーニュ地方)

≪ひとりのワイン職人の頭の中を覗く一問一答インタヴュー!≫
『ワイン職人に聞く、10の質問』 第78回
ドメーヌ・ルイ・ギョーム(フランス・ブルゴーニュ地方)
オーナー:ジャン・クリストフ・パスコーさん(写真左)

連載シリーズ『ワイン職人に聞く、10の質問』、今回話を聞いた生産者は、フランス ブルゴーニュ地方の『ドメーヌ・ルイ・ギョーム』オーナー、ジャン・クリストフ・パスコーさんです。

畑の中でバッチリ決めた上の写真はブルゴーニュの生産者としては珍しい洒落者の雰囲気。
最初に拝見した時には「職人的なこだわりの生産者」という雰囲気では無いのでちょっと心配だったのですが・・・
いやいやどうして!!
そのワインを飲んでみればその風貌とは裏腹の実直な職人性なひしひしと伝わってくる実に丁寧な造りのスタイルです。

日本ではFiradis WINE CLUBが独占販売でご案内している『ルイ・ギョーム』の上質なブルゴーニュ。
その「造りの哲学」に今日も10の質問で迫ります!


Q1:ワイン造りを一生の仕事にしよう、と決意したきっかけは何ですか?
⇒シンプルに自然と関わる仕事がしたかったことと・・・毎ヴィンテージ、いや生きている限りずっと繰り返され続いていくチャレンジに情熱を掻き立てられたことかな。

Q2:これまでワインを造ってきて、一番嬉しかった瞬間は?
⇒毎年9月にやってくる、ブドウの収穫のとき。
天気の良い収穫の日、そしてその年が作柄に恵まれていたとしたら、本当に素晴らしい時間だね。毎年同じ時期に幸福が訪れるなんて、最高だよ 笑

Q3:その反対に、一番辛い(辛かった)ときは?
⇒とはいえ物事はそう簡単じゃないからね・・・やはり、春先に寒さが訪れると不安がよぎる。
遅霜、嵐、大雨・・・幸福はいつもリスクと隣り合わせってことだ。

Q4:ワイン造りで最も「決め手になる」のは、どの工程だと思いますか?
⇒ブドウ樹の根が健康であること。
ワインにテロワールの特性がしっかりと現れるのは根が土壌からの成分をしっかりと吸い上げてくれるからだし、根が元気ならその年の気候条件に左右されずブドウが良い状態に熟すものだよ。

Q5:あなたにとっての「理想のワイン」とは?
⇒フルーツ感、スパイス感、酸、タンニン、アルコール、ミネラル、余韻・・・これらすべてのバランスが完璧なワインが理想的なワインだろうね。
まあもっと簡潔に言うならば・・・無限にお替りしたくなるようなワインこそが良いワイン、ってことさ!

Q6:今までに飲んだ中で最高のワインを1本だけ選ぶとしたら?
⇒ここは、個人的に気に入っているアペラシオンを3つ挙げさせてもらうよ。
「コルトン・シャルルマーニュ」、「ミュジニィ・グラン・クリュ」、そしてコート・デュ・ローヌ地方の「コート・ロティ」。
この3つについては、様々な生産者の様々なヴィンテージを飲んで研究し、楽しんでいるよ。

Q7:自分のワインと料理、これまでに一番マリアージュしたと思った組み合わせを教えてください。
⇒僕のワインはちょっとスパイシーなニュアンスもあるので、シンプルな調理をした肉料理に合わせた時にソース的な役割を果たすことが出来ると思う。
例えば、リブロースのステーキとかね。
まだ日本では発売していないのだけど、白ワインの方も同様にシンプルな白身魚のグリル。
スズキが良いかな・・・ミネラルの強いフルーティな辛口の味わいが、素材の旨味をより引き出す役割を果たしてくれる。

Q8:もしあなたが他の国・地域でワインを造れるとしたら、どこで造ってみたいですか?
⇒ニュージーランド。
エレガントなスタイルのピノ・ノワールやソーヴィニヨン・ブラン…とても魅力的で興味深い産地だと思うよ。

Q9:あなたの「ワイン造り哲学」を、一言で表現してください。
⇒土の状態を常に最良に保ち、ブドウ樹の面倒をきめ細やかにみて、だけどあまり余計な干渉はし過ぎない。
力の入れどころのバランスが大事かな。

Q10:最後に・・・日本にいるあなたのワインのファンに、メッセージを!
⇒『ルイ・ギョーム』のブルゴーニュワイン、今後もFiradis WINE CLUBでラインアップが増えていくと思うので、是非いろいろ飲んでみて!
そして、ブルゴーニュのコート・シャロネーズで今注目を集めているクーショワについて色々知ってもらえたら嬉しいな。
我々のオフィシャルサイトのURLを紹介しておくよ!
↓↓↓
www.cavedemazenay.com 

・・・ジャン・クリストフ・パスコーさんへの一問一答インタヴューは、以上です。
今回のインタヴューは如何でしたか??

僕が『ルイ・ギョーム』のワインを飲む度に思うのは、ただただ「こんなにフルーティで分かりやすいおいしさにフォーカスしたブルゴーニュ・ピノに出会ったのは久々だなあ」という実にシンプルなこと。

タンニンも柔らか、開けたてからすぐにおいしく飲めてしかも翌日さらに深みが増して旨い!
それもそのはずこのドメーヌはACブルでもなんと樹齢60年、今回のインタヴューでジャン・クリストフさんが語っている「目指すもの、造りたいもの」が一口飲んですぐ納得できる、明朗快活なワインです。

ブルゴーニュ愛好家はもちろん、しっかり飲みごたえの赤ワインが好きな人の欲求にもしっかりと答えてくれるブルピノ&ボーヌ・ヴィラージュの2種。
今後もラインアップを増やしていくつもりですので、まずはこの2つを是非お試しください!


『ドメーヌ・ルイ・ギョーム ブルゴーニュ・ピノ・ノワール』

 

『ドメーヌ・ルイ・ギョーム ボーヌ』 

CTA-IMAGE ワイン通販Firadis WINE CLUBは、全国のレストランやワインショップを顧客とするワイン専門商社株式会社フィラディスによるワイン直販ショップです。 これまで日本国内10,000件を超える飲食店様・販売店様にワインをお届けして参りました。 主なお取引先は洋風専門料理業態のお店様で、フランス料理店2,000店以上、イタリア料理店約1,800店と、ワインを数多く取り扱うお店様からの強い信頼を誇っています。 ミシュラン3つ星・2つ星を獲得されているレストラン様のなんと70%以上がフィラディスからのワイン仕入れご実績があり、その品質の高さはプロフェッショナルソムリエからもお墨付きを戴いています。 是非、プロ品質のワインをご自宅でお手軽にお楽しみください!
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