ワイン職人に聞く、10の質問【第46回】ジャン・ラルマン・エ・フィス(フランス・シャンパーニュ)
- 2020.06.23
- ワイン職人に聞く、10の質問
- シャルドネ, シャンパーニュ, テロワール, ピノ・ノワール, フランス, ブルゴーニュ, マリアージュ, ワイナリー, 価格, 写真, 哲学, 熟成, 生産者, 職人, 調和, 香り
≪ひとりのワイン職人の頭の中を覗く一問一答インタヴュー!≫
『ワイン職人に聞く、10の質問』
第46回 ジャン・ラルマン・エ・フィス(フランス・ブルゴーニュ地方シャブリ)
オーナー・醸造家 ジャン・リュック・ラルマンさん
今週話を聞いた生産者は、シャンパーニュ地方でピノ・
オーナー・栽培醸造家のジャン・リュック・
個人的に僕が以前から何度も「最も敬愛するワイン職人」
写真を見た時から、
彼の育てるブドウはあの『ボランジェ』や『ランソン』
所有畑はヴェルズネイ村の北斜面中腹にある最良区画ですが、
並の栽培家なら収穫量上限ギリギリまで栽培して出来るだけ売上を
ですがジャン・リュックさんは、
「真のワイン職人」への一問一答インタヴュー、
Q1:ワイン造りを一生の仕事にしよう、
⇒8歳の時、
ボトルを整理したり、収穫の手伝いの作業をしたり。
その時に、ワイン造りへのパッションが生まれたと思う。
Q2:これまでワインを造ってきて、一番嬉しかった瞬間は?
⇒18歳の時・・・1981年の5月。
父が初めて私に、ブリュット・
Q3:その反対に、一番辛い(辛かった)ときは?
⇒2000年の7月、
その年の収穫・仕込みはかつてなく厳しいものになるだろう、
Q4:ワイン造りで最も「決め手になる」のは、
⇒
それが最も重要なことだと考えている。
Q5:あなたにとっての「理想のワイン」とは?
⇒糖度と酸度のバランス、果実ならではの瑞々しい香りと味わい、
これら全てが調和して存在しているワインだね。
Q6:今までに飲んだ中で最高のワインを1本だけ選ぶとしたら?
⇒シャンパーニュで、1976年ミレジムの幾つか。
40年以上もの時を経ても、
Q7:自分のワインと料理、
⇒魚介類の料理全般だが、私が特に薦めたいのが帆立貝だ。
素材を生かしてシンプルに調理すると、ブリュット・
Q8:もしあなたが他の国・地域でワインを造れるとしたら、
⇒ポルトガルで、ポルトを手掛けてみたい。
妻のアレクサンドラがポルトガルの出身だから度々旅行する機会が
Q9:あなたの「ワイン造り哲学」を、一言で表現してください。
⇒自然のなすがままに任せ、
Q10:最後に・・・日本にいるあなたのワインのファンに、
⇒ワインを楽しむ時、
毎回が特別な出会いであると思うし、
・・・ジャン・リュックさんへの一問一答インタヴューは、
如何でしたか??
8歳の時にワイン造りに情熱を持ちはじめたとは・・・まさに、
ジャン・ラルマンが自家醸造をスタートして以来ロバート・
毎年自家醸造比率を高めているので生産量自体は増えていますが、
シャンパーニュの派手なきらびやかさとは無縁の、
是非ともいや絶対に知っておいて戴きたい造り手です。
Firadis WINE CLUBが品質に太鼓判を押しますので、
≪寡黙な男が造る、質実剛健なシャンパーニュ。本当に、
『ジャン・ラルマン・エ・フィス ブリュット・トラディション N.V.』
(フランス シャンパーニュ ブドウ品種:ピノ・ノワール80%、シャルドネ20%
熟成:30か月以上 ドザージュ量:6g/L)
≪樹齢60年を超える古木だけを使用、ドサージュも4g/
『ジャン・ラルマン・エ・フィス ブリュット・レゼルヴN.V.』
(フランス シャンパーニュ ブドウ品種:ピノ・ノワール80%、シャルドネ20%
熟成:30か月以上 ドザージュ量:4g/L)
≪ヴェルズネイ村のテロワールを余すところなく表現したロゼ・・
『ジャン・ラルマン・エ・フィス レゼルヴ・ロゼ・グラン・クリュ N.V.』
(フランス / シャンパーニュ ブドウ品種:ピノ・ノワール100%
熟成:30か月以上 ドザージュ:4g/L)
-
前の記事
ワイン職人に聞く、10の質問【第45回】シックスティーン・バイ・トゥウェンティ(USA・カリフォルニア地方) 2020.06.17
-
次の記事
ワイン職人に聞く、10の質問【第48回】ラファエル・カンブラ(スペイン・バレンシア地方) 2020.06.29