ワイン職人に聞く、10の質問【第13回】ドメコ・デ・ハラウタ(スペイン・リオハ地方)

ワイン職人に聞く、10の質問【第13回】ドメコ・デ・ハラウタ(スペイン・リオハ地方)

≪ひとりのワイン職人の頭の中を覗く一問一答インタヴュー!≫
『ワイン職人に聞く、10の質問』
第13回 ドメコ・デ・ハラウタ(スペイン・リオハ地方)
醸造家 セザール・マルティネセスさん(写真左から2人目)

『ワイン職人に聞く、10の質問』13人目のワイン職人はスペイン伝統の名産地リオハの『ドメコ・デ・ハラウタ』より、5世代目の醸造家として活躍中の若き新世代セザール・マルティネセスさん。口数は少ないながらも熱いパッションを内に秘めた若者です。

今日もいつもと同じ10の質問をぶつけました。造り手ひとりひとり全く異なる視点・主義・主張、そして人柄・・・じっくりお楽しみください!

Q1:ワイン造りを一生の仕事にしよう、と決意したきっかけは何ですか?
⇒たぶん多くの造り手が言うことだと思うけど、とてもシンプルで「家族の生業がブドウ栽培とワイン造りだったから」かな。
僕のファミリーは、この地で19世紀からずっとこの仕事を続けてきたんだ。それを受け継ぐのがごく自然なことだった。

Q2:これまでワインを造ってきて、一番嬉しかった瞬間は?
⇒ワイン造りでは1年の折々に歓びの瞬間が訪れるんだけど、やっぱり毎年一番嬉しいのはその年の芽吹きのとき。新しい生命が生まれていくのを目にするのは、本当に嬉しく愛おしいよ。

Q3:その反対に、一番辛い(辛かった)ときは?
⇒特に辛いこと、辛かったことはないんだけど・・・僕のワインを飲んでくれるお客さんがどんな風に感じているのかを一人で想像していると、悩ましいな 笑

Q4:ワイン造りで最も「決め手になる」のは、どの工程だと思いますか?
⇒それはやっぱり収穫の時に尽きるんじゃないかな。収穫タイミングの見極めと、そしてどんな方法で収穫作業をするかによって、ワインの品質には大きな違いが生じるから。そして、収穫はワイン造りでいちばん美しいとき、でもあると思っているよ。

Q5:あなたにとっての「理想のワイン」とは?
⇒理想のワイン?それは、リオハのテンプラニーリョに決まっているよ!他に考えたことも無い!

Q6:今までに飲んだ中で最高のワインを1本だけ選ぶとしたら?
⇒自分自身で初めて仕込んだ、2014年のリオハ・ソトマジョール。一生忘れられない1本。

Q7:自分のワインと料理、これまでに一番マリアージュしたと思った組み合わせを教えてください。
⇒信じないかもしれないけど・・・日本に行った時に合わせた「牛丼」。甘辛な味付けに、本当に良く合っておいしかったんだよ!

Q8:もしあなたが他の国・地域でワインを造れるとしたら、どこで造ってみたいですか?
⇒同じような答えばかりで申し訳ないんだけど・・・それでも僕はリオハを選ぶ、が答えかな。僕はこの土地の気候、石の多い個性的な土壌、そして文化、全てを愛しているんだ。

Q9:あなたの「ワイン造り哲学」を、一言で表現してください。
⇒僕のワインを飲んでくれた人が、リオハという土地の息吹を感じてくれるようなワインを造ること

Q10:最後に・・・日本にいるあなたのワインのファンに、メッセージを!
⇒依然日本を訪れた時、その伝統的な文化や食事を楽しみ、深く感銘を受けたよ。今度は僕のワインが、リオハという土地の伝統や文化を伝えられたら、と思っているんだ。
僕のリオハ、是非楽しんで下さい!

今週の『ワイン職人に聞く、10の質問』如何でしたか??
このワインにCLUB30は「魚の煮付け」をご提案しているのですが・・・まさかの「牛丼」。うーん、これはさすがに試していませんでした。ちゃんと検証せねばなりませんね!!

それでは、今日のワイン職人が情熱を傾けたワインをご紹介です!

≪和のテイストに品良くフィットする、現代的エレガント・リオハ。この産地へのイメージが変わる1本です。≫

ドメコ・デ・ハラウタ リオハ・ソトマジョール ベンデミーア・ミア・セレッショナーダ 750ml(スペイン リオハ産赤ワイン)

    

『ドメコ・デ・ハラウタ リオハ・ソトマジョール ベンデミーア・セレッショナーダ』
(スペイン/リオハ産赤ワイン
ブドウ品種:テンプラニーリョ90%、グラシアーノ5%、マスエロ5% / リュット・レゾネ栽培
熟成:フレンチオークとハンガリアンオークのバリック16カ月)

このワインをまだ飲んだことの無い方に、是非知って戴きたいことがあります。2015年6月にWINE CLUB30が開業したとき、このワインこそがマリアージュ提案の目玉」でした。

「白身魚の煮付けに、濃厚で旨み溢れるリオハの赤ワインが意外なほど合う。」
この素晴らしい相性を発見したのがきっかけで、家で普段食べている料理とワインをひと工夫して合わせて、レストランで楽しむような食事とワインのマリアージュを提案していこう、というコンセプトが生まれたのです。

つまりこのワインは、CLUB30の生みの親と言っても過言ではないワインなわけですね。だからこそ僕の思い入れもひとしおで・・・昨年10月に一旦は仕入れがストップしてしまったのですが、生産者とは交流を続けてきまして、この度めでたくCLUB30完全独占販売で再スタート、となりました。

『シルバー・ラベル』や『アナヨン』のように強烈なインパクトで存在感を示すワインではありません
ですが、その滋味深い旨みと濃厚な味わいは、飲み手をじわじわと虜にしていくタイプ。パワフルすぎるワインには最近ちょっと疲れちゃったな・・・と思ったら、このワインを選んでみてください。

久しぶりに実家のご飯を食べた時のような、ほっとする安心感。ゆったり肩の力を抜いて楽しんで戴きたい、そんなリオハです!

CTA-IMAGE ワイン通販Firadis WINE CLUBは、全国のレストランやワインショップを顧客とするワイン専門商社株式会社フィラディスによるワイン直販ショップです。 これまで日本国内10,000件を超える飲食店様・販売店様にワインをお届けして参りました。 主なお取引先は洋風専門料理業態のお店様で、フランス料理店2,000店以上、イタリア料理店約1,800店と、ワインを数多く取り扱うお店様からの強い信頼を誇っています。 ミシュラン3つ星・2つ星を獲得されているレストラン様のなんと70%以上がフィラディスからのワイン仕入れご実績があり、その品質の高さはプロフェッショナルソムリエからもお墨付きを戴いています。 是非、プロ品質のワインをご自宅でお手軽にお楽しみください!
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