ワイン職人に聞く、10の質問【第51回】トマダ・デ・カストロ(スペイン リアス・バイシャス)
- 2020.07.17
- ワイン職人に聞く、10の質問
- アルバリーニョ, イタリア, グラス, ステンレスタンク, スペイン, テイスティング, テロワール, フランス, ブルゴーニュ, マリアージュ, 哲学, 熟成, 生産者, 発酵, 白ワイン, 職人, 赤ワイン, 香り
≪ひとりのワイン職人の頭の中を覗く一問一答インタヴュー!≫
『ワイン職人に聞く、10の質問』
第51回 トマダ・デ・カストロ(スペイン リアス・バイシャス) 醸造家 エリザベト・カストロさん
今回話を聞いた生産者はスペイン北西部の産地「リアス・
醸造家のエリザベト・
この生産者が専門とする白ブドウ品種「アルバリーニョ」は、
リースリング種やヴィオニエ種のように個性的で華やかな香りを持
口当たりは実に伸びやかでとろみを感じるくらい柔らかなのに、
そして最大の特徴は大西洋に近いリアス・
シーフードを食材とした様々な料理に合わせやすいスタイルで、我々日本人の食生活の中では、
しかもこの品種は栽培方法も日本人になじみのある風景・・・「
(*冒頭の画像は、この生産者のブドウ棚です)
知っておくと白ワインの選択肢に幅が出来るこの品種、
それではエリザベトさんへの『ワイン職人に聞く、10の質問』、
Q1:ワイン造りを一生の仕事にしよう、
⇒私の祖父母が最初のブドウを植えたときに、
そして私の父がより専門的なスキルを身に着けて1998年に『
Q2:これまでワインを造ってきて、一番嬉しかった瞬間は?
⇒その年に生まれた新しいヴィンテージのワインが、
1年間の努力と工夫が詰まった1本1本のボトルを見ると心から誇
Q3:その反対に、一番辛い(辛かった)ときは?
⇒私たち農業家の仕事は、
でもその一方で、自然から素晴らしい幸運を授かったりもするの。
Q4:ワイン造りで最も「決め手になる」のは、
⇒ワインは畑で造るものだから、
冬の剪定から9月の収穫まで一つ一つの作業が結果につながるから
発酵から先の醸造工程ももちろん大事だけど、
Q5:あなたにとっての「理想のワイン」とは?
⇒アルバリーニョのワインを開けるということは、
だから、フレッシュな果実や香り高いハーブの感じなど、
Q6:今までに飲んだ中で最高のワインを1本だけ選ぶとしたら?
⇒私は赤白ロゼ色々なワインをテイスティングするのが大好きで、
Q7:自分のワインと料理、
⇒私の造る白ワインには、
この間、
Q8:もしあなたが他の国・地域でワインを造れるとしたら、
⇒考えたこともないけど・・・・フランスのブルゴーニュか、
今私が造っているのとまったく違うスタイルのワインの造り方、
Q9:あなたの「ワイン造り哲学」を、一言で表現してください。
⇒「人生のすべてと同じように、愛と真心をワインに捧げること」
Q10:最後に・・・日本にいるあなたのワインのファンに、
⇒それぞれの国にそれぞれの文化や習慣があると思うけど、
ワインは世界のどこでも家族や友達と楽しい時間を過ごすときに開
日本でもそれはきっと同じよね。
私のワインが楽しい時間、幸福なひと時とともにあることを、
・・・エリザベト・カストロさんのインタヴューは以上です。
今週の『ワイン職人に聞く、10の質問』如何でしたか??
アルバリーニョ1品種に全てを注ぐプロフェッショナル。
ワインのあるべき姿についても「陽光にきらめく海のような」
そして、
おススメしてくれたマグロのタルタル×
僕も早速今度の週末家でやってみようと思います。
暑い季節にぴったりのフレッシュ・フルーティ辛口の白ワイン「
≪「アルバリーニョ」種の専門家が誇る、1,
『トマダ・デ・カストロ グラン・リバド・アルバリーニョ』
(スペイン / リアス・バイシャス産白ワイン
ブドウ品種:アルバリーニョ100% 熟成:ステンレスタンク6か月熟成)
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