ワイン職人に聞く、10の質問【第44回】ペーリ(イタリア・ロンバルディア州カステネードロ)
- 2020.06.11
- ワイン職人に聞く、10の質問
- イタリア, シャルドネ, シャンパーニュ, スパークリングワイン, テロワール, マリアージュ, 価格, 写真, 哲学, 樽, 熟成, 生産者, 発酵, 職人, 赤ワイン, 香り
≪ひとりのワイン職人の頭の中を覗く一問一答インタヴュー!≫
『ワイン職人に聞く、10の質問』
第44回 ペーリ(イタリア・ロンバルディア州カステネードロ) オーナー・醸造家 アンドレア・ペーリさん(*写真左 梯子に登っている人)
今週話を聞いた生産者はイタリア ロンバルディア州のスパークリングワイン生産者『ペーリ』。
シャンパーニュ以外で手頃な価格帯のスパークリングワインをお薦
瓶内二次発酵で、
その圧倒的なテロワールの底力を、
だからこういった煽り文句は眉唾ものが多く、
でも、100本いや数百本に1本くらいの頻度ではありますが、ごくごく稀に本当にシャンパーニュを凌ぐような低価格スパークリ
その一つが、北イタリア、
2,000円台でここまでの境地に辿り着けるんだ、
今日は、
それでは今週の『ワイン職人に聞く、10の質問』スタートです!
Q1:ワイン造りを一生の仕事にしよう、
⇒
ずっと郊外のワイン産地で育ってきたから、
『ダノン』で「アッという間に消費されるもの」の仕事を4年間し
Q2:これまでワインを造ってきて、一番嬉しかった瞬間は?
⇒ワイン造りは、1年を、
だけどやっぱり特別なのは毎年の収穫を迎えた最初の日。
今年も1年間の努力が報われた、
Q3:その反対に、一番辛い(辛かった)ときは?
⇒まあ、ワイン造りには自然のいたずらが付きものだから、
嵐、霜・・・一番ひどい目に遭ったのは、3年程前かな。
4月の中頃に開催される「ヴィニタリー」
ただ、僕のいる地域ではそう頻繁に起こる事ではないから、
Q4:ワイン造りで最も「決め手になる」のは、
⇒ブドウを育てている段階がすべてだね。
僕のファミリーは元々が醸造家ではなく栽培農家だったので、
自然って、本当に凄いよ!
Q5:あなたにとっての「理想のワイン」とは?
⇒飲み飽きず飲み疲れず、
レストランを経営している友人が言っていたのだけど、
それが仮にどんな有名なワインでも、
僕も彼の考え方に同意・・・何杯もお代わりされるワイン、
Q6:今までに飲んだ中で最高のワインを1本だけ選ぶとしたら?
⇒イタリア産赤ワインの銘酒「サグランティーノ・ディ・
僕にとっての最高のワインは、
本当に、絶対に忘れられない1本!
Q7:自分のワインと料理、
⇒この質問は結構難しいな・・・
だって「タレント」の泡は、
敢えて選ぶなら『タレント・ブリュット』
『タレント46』の方には、旨みのある食材・・・貝類や、
Q8:もしあなたが他の国・地域でワインを造れるとしたら、
⇒同じイタリアの、ピエモンテ州。
僕の母の故郷がピエモンテ州でね・・・
勿論世界中に魅力的な素晴らしいワイン産地は沢山あるけど、
Q9:あなたの「ワイン造り哲学」を、一言で表現してください。
⇒「Less is better(少なければ少ないほど、より良い)」だね。
ワイン造りは、
自然に、ピュアでクリーンで、
Q10:最後に・・・日本にいるあなたのワインのファンに、
⇒折角の機会なので、メッセージではなく皆さんにお誘いを。
是非、
この産地ならではの美味しいワイン「タレント」、
・・・アンドレアさんのインタヴューは以上です。
今週の『ワイン職人に聞く、10の質問』如何でしたか??
何杯もお代わりされるワインこそが理想のワイン、という考え方、
濃厚な果実味とか樽熟成の香りとか、
類稀なるバランスを実現した、
世界的な消費財メーカーに入って経験を積み、
彼の送ってくれた回答を読むと、職人の情熱と信念、
『ペーリ』のワイン2種類、
≪まずはこちらを・・・この価格でヴィンテージ入りのミレジム。
(イタリア /ロンバルディア州産 瓶内二次発酵白スパークリングワイン ブドウ品種:シャルドネ種100% 熟成:30か月 ドザージュ量:7g/L)
≪上級キュヴェはなんと2,000円台で4年熟成!!!≫
(イタリア /ロンバルディア州産 瓶内二次発酵白スパークリングワイン ブドウ品種:シャルドネ種100% 熟成:48か月 ドザージュ量:7g/L)
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