ワイン職人に聞く、10の質問【第48回】ラファエル・カンブラ(スペイン・バレンシア地方)
- 2020.06.29
- ワイン職人に聞く、10の質問
- カベルネ・ソーヴィニヨン, ステンレスタンク, スペイン, フレンチオーク, ボルドー, マリアージュ, メルロ, ラベル, 哲学, 樽, 熟成, 生産者, 白ワイン, 職人, 赤ワイン
≪ひとりのワイン職人の頭の中を覗く一問一答インタヴュー!≫
『ワイン職人に聞く、10の質問』
第48回 ラファエル・カンブラ(スペイン・バレンシア地方)オーナー・醸造家 ラファエル・カンブラさん
今週話を聞いた生産者は、
スペインの若い醸造家で最も革新的!!と評される『ラファエル・
両親はスペインでも指折りのブドウ苗木の栽培家で、あの『ベガ・
偉大なる栽培家を先代に持つラファエルさんのワイン造りは、
それでは今週も『ワイン職人に聞く、10の質問』始めましょう!
Q1:ワイン造りを一生の仕事にしよう、
⇒僕のファミリーは2世代に渡ってブドウ畑を所有してきたが、
僕は我が家の畑でこれから先もずっとワイン造りのヒストリーが続
Q2:これまでワインを造ってきて、一番嬉しかった瞬間は?
⇒秋の収穫のころ、畑の風景を眺めるときかな。
涼しい風が吹いて、空の色がとても美しく・・・
収穫の時期は毎日が長時間の重労働だけど、
Q3:その反対に、一番辛い(辛かった)ときは?
⇒このバレンシアという土地だとね、
Q4:ワイン造りで最も「決め手になる」のは、
⇒一つに絞るのは難しい・・・
ワインのクオリティは、ステップ・バイ・
それでも一番大切なのは、
Q5:あなたにとっての「理想のワイン」とは?
⇒人の感情を、心を揺さぶるようなエモーショナルなワイン。
Q6:今までに飲んだ中で最高のワインを1本だけ選ぶとしたら?
⇒『シャトー・オー・ブリオン 1995年』。
僕が初めてカベルネ・ソーヴィニヨン、メルロ、カベルネ・
特にこのワインは、9%
僕がワイン造りをスタートした2003年頃にスペインでカベルネ
Q7:自分のワインと料理、
⇒『ドス』にスペインのハモン・セラーノ!
Q8:もしあなたが他の国・地域でワインを造れるとしたら、
⇒2つあるね。
まずはリオハだ。5年程修行をしていた場所なのだけど、
もうひとつは殆ど知られておらず、忘れ去られたような産地。
標高が1,
Q9:あなたの「ワイン造り哲学」を、一言で表現してください。
⇒『Elegance & Balance』 =エレガンスとバランス、だ。
喩えるなら、素晴らしい交響楽のような、ね。
Q10:最後に・・・日本にいるあなたのワインのファンに、
⇒日本のカルチャーには非常に強い興味を持っている。
特に「禅」の文化かな・・・
日本を訪れて、
僕のワイン、楽しんでください。
・・・ラファエルさんのインタヴューは以上です。
今週の『ワイン職人に聞く、10の質問』如何でしたか??
個人的に「カベルネ・フラン」好きな僕は、
2000年代初頭では、
異端児のような存在でありながらもボルドーブレンドで素晴らしい
カベルネ・ソーヴィニヨンとカベルネ・フラン。
2つのブドウを素晴らしいバランスでブレンドし、
皆さまにも是非お試し頂きたいと思います!!
≪これが“スペインのシャトー・シュヴァル・ブラン”
『ラファエル・カンブラ ドス』
(スペイン/バレンシア産赤ワイン
ブドウ品種:カベルネ・ソーヴィニヨン50%、カベルネ・
≪ラファエル・カンブラから新着白ワイン登場!
『ラファエル・カンブラ エル・ボン・オム ブランコ(*
(スペイン/バレンシア産白ワイン
ブドウ品種:マルヴァジア100% 熟成:500Lオーク樽 新樽比率100%とステンレスタンク併用で4ヶ月)
-
前の記事
ワイン職人に聞く、10の質問【第46回】ジャン・ラルマン・エ・フィス(フランス・シャンパーニュ) 2020.06.23
-
次の記事
ワイン職人に聞く、10の質問【第49回】ボナッコルシ(イタリア・シチリア州エトナ) 2020.07.05