ワイン職人に聞く、10の質問【第52回】ルナ・ベベリデ(スペイン カスティーリャ・イ・レオン地方ビエルソ)
- 2020.07.23
- ワイン職人に聞く、10の質問
- ゲヴュルツトラミネール, シャルドネ, ステンレスタンク, スペイン, ソーヴィニヨン・ブラン, ブルゴーニュ, フレンチオーク, マリアージュ, 哲学, 樽, 熟成, 生産者, 白ワイン, 職人, 赤ワイン
≪ひとりのワイン職人の頭の中を覗く一問一答インタヴュー!≫
『ワイン職人に聞く、10の質問』
第52回 ルナ・ベベリデ(スペイン カスティーリャ・イ・レオン地方ビエルソ) オーナー・醸造家 アレハンドロ・ルナさん
今回話を聞いた生産者は、スペイン カスティーリャ・イ・レオン地方ビエルソの生産者『ルナ・
WINE CLUB30では2015年の開業時からずっと、シャルドネ×
3つのブドウ品種それぞれの個性を引き出しながらも絶妙なバラン
ブレンドワインなのにまるで単一品種のワインのように各品種の特
ワインとは全く異なる世界を志しながらも、
世界のワイン職人が同じ10の質問に答えていく一問一答インタヴ
Q1:ワイン造りを一生の仕事にしよう、
⇒ちょっと嘘っぽく聞こえるかもしれないけども、
大学では法律を学んでいたから、
だけど学生時代にワイン造りに取り組む父と一緒の時間を過ごして
そうしたらもうワインで頭がいっぱいになってしまって、
Q2:これまでワインを造ってきて、一番嬉しかった瞬間は?
⇒毎年、その年に収穫した最初のブドウを、
さあ、これからワイン造りが始まるぞ!
Q3:その反対に、一番辛い(辛かった)ときは?
⇒毎年春が訪れるたび、
残念ながらそれが悪い方に転んでしまったとき。
最近だと2017年がとっても厳しかったな。
今年はもうダメだ、と思ったよ。
Q4:ワイン造りで最も「決め手になる」のは、
⇒決め手にならないプロセス、なんてひとつも無いと思う。
冬の剪定から収穫、
Q5:あなたにとっての「理想のワイン」とは?
⇒難しい質問だね!
僕にはこれこそが絶対理想のワインだ、
そして、その土地ならではの複雑な個性があって、
ワインを飲むという事はつまり、
Q6:今までに飲んだ中で最高のワインを1本だけ選ぶとしたら?
⇒『ボデガス・マウロ』のヴァンデミーア・セレッショナーダ。
これまでに飲んだワインでは感じたことの無いようなエレガンスと
非常に長い期間の樽熟成をしているのに、
こんなに素晴らしいワインを体験することが出来て、
Q7:自分のワインと料理、
⇒すごく驚いたんだけど、自分の赤ワインをスズキ(訳注:
まさにスペクタクル的な素晴らしい組み合わせだった!!
Q8:もしあなたが他の国・地域でワインを造れるとしたら、
⇒もしお金があったら・・・いや、無いんだけどね 笑
やっぱり、ブルゴーニュでワインを造ってみたいかな。
Q9:あなたの「ワイン造り哲学」を、一言で表現してください。
⇒地道な畑仕事が常に一番大事と認識すること。そして、
そうすれば、
Q10:最後に・・・日本にいるあなたのワインのファンに、
⇒ワインの素晴らしいところ・・・それは、
・・・アレハンドロさんへの一問一答インタヴューは、以上です。
如何でしたか??
ワインになど見向きもせずに法曹の道を志していながらも、
きっと、先代の頃から素晴らしい仕事をされていたんでしょう。
それにしても最後の一言、いいですね!
飲んだ人が、ちょっと優しくなるお酒。
確かに、
(自分が酔った時の姿は知りませんがが・・・・)
皆さんも、
今日は2つのワインを、おススメさせて頂きます!
≪WINE CLUB30開業時からの大定番、
『ルナ・ベベリデ ヴィーニャ・アラリア』
(スペイン カスティーリャ・イ・レオン地方ビエルソ産白ワイン
ブドウ品種:シャルドネ 40% ソーヴィニヨン・ブラン 35% ゲヴュルツトラミネール 25%
熟成: ステンレスタンクで澱と共に1ヶ月)
≪今、最も旬なスペインのワイン生産地ビエルソから、
『ルナ・ベベリデ フィンカ・ルナ・ベベリデ』
(スペイン カスティーリャ・イ・レオン地方ビエルソ産赤ワイン
ブドウ品種:メンシア100%
熟成:フレンチオークのバリック12ヶ月 新樽比率20%)
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