今月のおすすめワイン本【2019年2月】「歴史の中のワイン」
- 2019.02.03
- 今月のおすすめワイン本
- ロマネ・コンティ, 生産者

読むとワインを飲むのがもっと楽しくなる本を毎月1冊ご紹介する『今月のおすすめワイン本』コーナー。
2月はまず日本のワインジャーナリズム界の重鎮、山本博先生の『歴史の中のワイン(文春新書:税抜830円)』をご紹介したいと思います。
昨年8月に出版された本ですのでご紹介まで少し時間が経ってしまいましたが、これは是非とも皆さんには読んで戴きたい一冊!
この本の優れたところは、いわゆる「ワイン史的に押さえておくべきところ」があまねくピックアップされていて、簡潔に分かりやすく、しかも面白い裏エピソードなども交えて描かれていること。
ワインの歴史本と言えば決定版はやはりヒュー・ジョンソンの『ワイン物語』なのですが、いかんせん分厚くて読むのが大変。
現在は平凡社から文庫版になって出ていますが、上中下の3冊に分かれている壮大な歴史本。
僕も昔買ったハードカバー(この時は上下巻)を1回通読した後はいつもデスクに置いたままで、このコラムのネタ探しの時に見返すくらいでしょうか・・・・。
ですがこの『歴史の中のワイン』は全部で214ページと非常にコンパクト。
その中にワインの起源や格付の誕生、パリスの審判から最近のビオディナミムーブメントまで、「この辺を知っていれば、ワイン知識としてはある程度OK」なところがしっかり網羅されているのでした。
新書版で持ち運びしやすく比較的短時間で読めますし、後半に収録されている山本先生の有名生産者訪問記(イケム、ラフィット、ロマネ・コンティなど)も単なる見学レポートではなくかなり主観が入っていて面白いですよ。
2月はまずこの本で、ワイン歴史の重要ターニング・ポイントを一気に把握してみてはいかがでしょうか。
おすすめです!

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