【ワインのテイスティング】ワインの香りを2つにわける
色合いを見て、香りを取って、味わいを楽しむ。
ワインを楽しむ基本的な手順をご紹介するシリーズ、前回からは「香りを楽しむ」ことについて。
グラスをくるくる廻して香りを取るのも、格好付けているだけの仕草じゃないんですよ・・・
という話で終わりました。
今回は、ワインの香りにはどんな香りがあるのか、というところから始めていこうと思います。
どんな香りがあるのかを知ると、「ワインの香りを取る」ことにもっと興味が沸くはずですよ!
さて、最初に知っておいて戴きたいのは、 ワインの香りには大きく分けて2つのカテゴリーがある、ということ。
ひとつは「フルーツの香り」、もうひとつは「フルーツ以外の香り」です。
「フルーツの香り」は例えば、 赤ワインなら所謂「ベリー系」と呼ばれる苺などの果物。
白ワインなら、レモンなどの柑橘類から、真ん中に芯・種のあるリンゴや洋梨、桃などの果物。
ワインはブドウと酵母だけで造られますから勿論これらの果物が入っているわけではありません。
あくまでも、こういった果物を「連想させる、似ている」香り、と思ってください。
そして「フルーツ以外の香り」。
例えば黒胡椒・シナモンなどの香辛料系、ミントやローズマリーなどのハーブ系、 チョコレートやパンなどの食べ物系、木や落ち葉・キノコ・土・・・その他いろいろです。
まず大きく分けてこの2種類の香りが存在する、ということだけ、とりあえず覚えておいてください。
ワインの香りをこういった「~のような」という喩えで表現していくのは、 決して難しいことではありませんが、かといってすぐに出来るものでもありません。
このコラムを読みながら、少しずつ「香りを感じて、言葉にする」ことを理解してくださいね。
それではまた次回。
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