コンビニ惣菜ペアリング道 第16回「フルーティなロゼ泡を、KALDIのおつまみ色々と楽しむ!」
- 2020.10.19
- コンビニ惣菜ペアリング道
- エスニック, グラス, スパークリングワイン, スペイン, ペアリング, ボルドー, マリアージュ, レシピ, 価格, 調和, 赤ワイン, 輸入, 香り
コラムシリーズ「コンビニ惣菜ペアリング道」、今回で第16回。
コンビニやその他のお店で売っている市販のおつまみやレトルト食品などで何の手間もかけずに色々なワインペアリングを楽しんじゃおう!というちょっとズボラなペアリングチャレンジ企画です。
「業務スーパー」の回あたりから冷凍ピザやケンタッキーなど若干ジャンクな方向に走っていたこの企画ですが、前回の「無印良品」からは少しおしゃれな方向にシフトチェンジ。
今回は輸入食品の豊富な『KALDI COFFEE FARM』さんでペアリングおつまみを調達してきました。
KALDIさんはワインの自社輸入も手広くやっていらっしゃるのですが、それは置いておいて是非Firadis WINE CLUBのワインでお楽しみ頂ければ 笑
では早速、今回のコラム企画に選んだ「お題ワイン」からご紹介しましょう!
『サバルテス カバ・ブリュット・ロサド(当店通常時税抜販売価格:1,980円)』
スペイン・ペネデス産ロゼ・スパークリングワイン
今回のお題はテーブルにボトルとグラスを置くだけで一気に華やかになるロゼ泡『サバルテス カバ・ブリュット・ロサド NV』。
ベリー系フルーツの瑞々しい酸味と甘い果実味がバランス良く、パワフルな飲みごたえも楽しめるスパークリングワインです。
Firadis WINE CLUB30のマリアージュレシピでは「生ハムサンドイッチ」を選んでいますが、実は甘みや辛味などインパクトのある味わいともしっかり渡り合える濃密なロゼ。
味わいに多少パンチの効いたおつまみを合わせたほうがしっくりくるだろうな、と想定しました。
そこで今回はKALDIさんオリジナルブランドの冷凍食品&加工食品、缶詰などから7つのおつまみをチョイス。
少人数で集まってのカジュアルなパーティをおしゃれにおいしく・・・を意識して選んだ8品です!
【「KALDI」さんで買えるおつまみ色々から選んだペアリング候補 /どこが合いそうと思って選んだか】
・オレンジスライス100g(税込356円)
⇒ ロゼカバと合わせて、口内サングリア完成を目論見ます。
・KALDIアリオリポテト(税込199円)
⇒ スペインバルのタパスメニュー定番的に。白の方が合いそうですが。
・コーレン イベリコ豚レバーパテ 156g(税込388円)
⇒こちらもバルなら定番ですよね。
・KALDIおつまみ極太メンマ ピリ辛 140g(税込288円)
⇒ 洋風中心なので1つだけ中華を。ピリ辛と相性良さそう。
・ハリッさば 150g(税込308円)
⇒ ピリ辛カレー風味のサバ缶、こちらも果実の甘みと合ってサッパリしそう!
・ナポリサラミ スライス 55g(税込345円)
⇒タパス的メニューの定番②
・PRO-HAM生ハム切り落とし120g(税込278円)
⇒ KALDIの定番と言えばこれ、スペインカバならこれは合わせねば。
・冷凍KALDIオリジナルマルゲリータ(税込550円)
⇒ パーティメニューを意識してやっぱりピザも。
*価格は2020年9月時点のものです。
ピリ辛やニンニク、ペッパーなど、味わいに一癖あるおつまみを中心に、パーティで取り分け易いものや話題になりそうなアイテムをチョイスしてみました。
(KALDIさんはとにかく品数が多いので、おつまみ選定に本当に悩まされました!!)
そしてその8品の中で僕が皆さんに一番おススメしたいペアリングおつまみは・・・
断トツでこの『ハリッさば缶』!
国産サバを、パプリカベースに唐辛子・ガーリック・クミン・コリアンダーなど、様々な香辛料で味付けした地中海地域のソース「ハリッサ」で味付けしたもの。
カレーのような辛味もあり、結構強めの味わいです(辛いものが苦手な方にはあまりお勧めしません)。
現地ではクスクスなどにかけたりするようですので、ご飯にかけたら普通に「サバカレー」になりますね。
この強めの辛みとロゼ・カバの果実味が実によく合い、ワインも料理も進む感じでした。
クミン・コリアンダーなどかなり香りの主張が強いですが、パワフルなベリー系果実の香りとうまく重なって香りも素晴らしく。
このロゼ泡は、やっぱりエスニックや中華との相性も抜群だと思います。
この「ハリッさば」をバゲットスライスに載せるのも良いかも。
今回のその他のおつまみの中では、やはり生ハムやサラミとの組み合わせが安定してGOOD。
特に切り落としの生ハムは適度なスモーク感と柔らかさがワインとよく馴染みました。
この生ハムはそこそこ量が入っていて278円とお安いので、カジュアルなワインパーティには便利だと思います(味はちょっと甘みが強いので、本格生ハムとは違います)。
一方で定番だから安定して合うだろうな、と思っていたイベリコ豚のリエットは、レバーの風味が結構強くロゼ・カバとはちょっと苦戦。
これは濃厚な果実味でタンニンもしっかりあるような赤ワインで合わせたほうが美味しさを発揮しそうです。
また、オレンジスライスは甘み、極太メンマは塩気がワインの味わいとやや強度が合わず。
ロゼ・カバは辛味やスパイシーさなど、瞬発的なパンチ力のある味わいとは調和するものの、甘味・塩味といった基本の五味が強過ぎるものは調整が必要、といった感じでした。
ロゼでしかも泡だからやっぱり何にでも合わせやすかったですよ・・・と書きたかったところですが、やはりワインは1本1本の個性で大きくペアリングの相性が変わります。
一概に「なんでも大丈夫」なんて書けるワインなんて無い、ということを再認識させられました!
ということで本日はこのへんで。
次回第17回もこのちょっとおしゃれ系の路線を続けます。
次のワインペアリング食材探索先は「成城石井」さん。
こちらで、ちょっと贅沢なボルドー赤ワインとのペアリングを探してみようと思います。
恥ずかしながら普段成城石井さんで買い物をすることなんてあまり無いのでどんなものが店頭に並んでいるのかも良く知らないのですが・・・・
その分お店を訪れるのがすごく楽しみ。
売場全部をくまなく探して、ボルドーワインとの面白いペアリングを見つけてきたいと思います。
次回も、是非読んでみてくださいね!
-
前の記事
コンビニ惣菜ペアリング道 第15回「おいしいカリフォルニア・カベルネを、無印良品の人気商品と合わせて楽しむ!」 2020.10.12
-
次の記事
コンビニ惣菜ペアリング道 第17回「成城石井で、ボルドーワインに合うおつまみ探してみました。」 2020.10.26
コメントを書く