コンビニ惣菜ペアリング道 第17回「成城石井で、ボルドーワインに合うおつまみ探してみました。」
- 2020.10.26
- コンビニ惣菜ペアリング道
- イタリア, カベルネ・ソーヴィニヨン, フランス, ペアリング, ボルドー, マリアージュ, メルロ, レシピ, 価格, 樽, 熟成, 生産者, 赤ワイン, 輸入
コラムシリーズ「コンビニ惣菜ペアリング道」、今回は連載第17回。
コンビニやその他のお店で売っている市販のおつまみやレトルト食品などで何の手間もかけずに色々なワインペアリングを楽しんじゃおう!というちょっとズボラなペアリングチャレンジ企画です。
前々回の「無印良品」さん、前回の「KALDI」さんでは、店頭で面白いペアリングアイディアが次々と思いついてしまう程商品数が多かったのですが・・・
今回はそれに輪をかけて選択肢の数が膨大。
輸入食品から日本国内のユニークな生産者の様々な商品が揃う「成城石井」さんです!!
では早速、今回のペアリングチャレンジ企画に選んだ「お題ワイン」からご紹介しましょう!
『シャトー・ラグラーヴ・パラン ボルドー・シュペリュール(当店通常時税抜販売価格:1,980円)』
フランス ボルドー産赤ワイン
今回のお題ワインは、当店きっての超人気ワインにしてロングセラー。
3,000円以下の価格帯で一番おすすめ!の30本セレクションになんと3年以上も入り続けている、お手頃価格の伝統スタイルボルドー『シャトー・ラグラーヴ・パラン』です。
メルロ、カベルネ・ソーヴィニヨン、カベルネ・フランの3種をバランスよくブレンドし樽熟成1年。
ボルドーワインならではの飲みごたえと絶妙な味わいバランスを同時獲得している、もう自画自賛したくなるような本当においしいワインです。
2015年ヴィンテージは2020年の現段階で程良く熟成が入り、味わいに深みが十分。
Firadis WINE CLUB30のマリアージュレシピで「マッシュルームの肉詰め」をご提案しているのは、肉汁たっぷりの挽き肉ときのこの旨味、少しの土っぽさにこのワインが実に良く馴染むからです。
そんなクラシカルなスタイルのボルドー赤ワインですから、ご夫婦やカップルお二人でゆっくりとリラックスして飲むお食事をイメージ。
成城石井さんオリジナルブランドの冷凍食品と自家製お惣菜から以下の5つのおつまみを選んでみました。
【「成城石井」さんで買えるおつまみ色々から選んだペアリング候補 /どこが合いそうと思って選んだか】
ペアリング①:薩摩豚のジューシー焼売 (税抜599円/12個入り)
⇒成城石井さんの焼売は「肉」感が強くて凄くおいしい!と聞いていました。まずこれは試さねば、ですね。
ペアリング②:成城石井desica 冷凍 大きな海老の3種チーズグラタン(税抜399円)
⇒ボルドー赤ですが、魚介系食材の料理も合わせてみようと思いました。チーズが強ければ合うかな?と仮定。
ペアリング③:赤鶏さつまのレバー煮(税抜399円)
⇒力強さのあるボルドーなので、やはり内蔵系の料理を。そして醤油の甘み・・・これが個人的には一番の予想。
ペアリング④:成城石井100%ビーフハンバーグ レトルト150g(税込499円)
⇒このシリーズだとつい選んでしまうのがハンバーグ・・・各お店で味が違いますし、定番メニューなので。
ペアリング⑤:SEIJOISHI 石窯薪焼きピッツァ オルトラーナ 3種のイタリア野菜(税抜き399円)
⇒2人の食事にも、ワインパーティメニューにも良さそうなので。野菜の甘みとワインとの相性を意識しました。
*価格は2020年10月購入時点のものです。
成城石井さんの膨大な品揃えから選ぶのは、本当に楽しい時間でした。
本当は種類が非常に豊富なドライフルーツやナッツ系なども入れたかったんですが、何しろ上のメニューは1つ1つの量が多いので今回は断念。
次回以降に、成城石井ナッツ&フルーツ特集やるかもしれません。
そしてその5品の中で僕が皆さんに一番おススメしたいペアリングおつまみは・・・
『赤鶏さつまのレバー煮』!!!!!
思わず!を5つも付けてしまいましたが、僕は「もうこれさえあればボルドーワインを永遠に飲めるのでは・・・」と思う程にこのペアリングにハマってしまいました。
甘い醤油味のレバーに軽い生姜の風味、ワインと同時に口に含むとレバーがほろほろと溶けて、素晴らしく良い食感で馴染んでいきます。
レバー特有の臭みなど全く感じさせず、ワインと重なり合った味わいは大袈裟でなく芸術的。
たとえレバーが大嫌いだという方でも、このワインとのペアリングで食べたら美味しいと感じるのではと思いました。
そしてなんとこの総菜メニュー、煮卵が入っているバージョンもあるそう。
それも実に魅力的、煮卵とワインも食感合いそうだなあ。。。と想像。
見つけたら是非とも試してみようと思います。
そして、その他の4つのペアリング結果については、以下のような感じです。
・焼売:ワインには良く合いますが、ボルドーがベストはないですね。おそらくより甘みの強いスペインや南イタリアなど。
・海老と3種チーズのグラタン:残念ながらこれは全く合いませんでした。チーズに塩気がもう少しあれば、という感じ。
・ハンバーグ:これは素直に良く合いました!成城石井さんのハンバーグはソースが実に良く出来ていますね。
そしてこのワインの熟成感と、ハンバーグの焼き目部分の風味が非常に良くマッチしました。
黒胡椒を軽く挽くと更にペアリングが良くなります!
・野菜のピッツァ:ラタトゥイユが載っているようなピッツァ、野菜の甘みとワインの甘み加減が丁度よく調和します。
このピッツァはオーブントースターにぴったり入る小さめの長方形サイズでとても便利。そしてとても美味しい!!
今回はちょっと自分のセレクト精度が低かったかと思います。
迷い過ぎて買い物かごから色々出したり入れたりしていたので、外したものの中に「海老のグラタン」よりももっと良いものが色々あったのかも。。
改めて、個人的にも別のワインで成城石井さんの商品を色々試してみようかな、と思います。
ということで本日はこのへんで。
次回第18回も引き続きちょっとおしゃれ系の路線を続けましょうか。
(もうちょっとしたら本来のコンビニ系に戻ります!)
次のワインペアリング食材探索先は、デパ地下と言えば必ず入っているこちらのお店「RF1」さん。
こちらで、とのペアリングを探してみようと思います。
実は一度「RF1」さんに下見に行ったときには、季節限定メニューが多くてこのコラムで紹介するのには向かないかな・・・と思ったのです。
ですが!
なんと弊社フィラディスに学生時代にRF1でバイトをしていたスタッフがおりまして。
常時販売している定番メニューも沢山あるので絶対大丈夫!との情報。
ということで改めまして「RF1」さんでワインにぴったりのおつまみを探求してきますね。
次回も、是非読んでみてください!
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