コンビニ惣菜ペアリング道 第4回「ミニストップ×スペインの人気カジュアル赤ワイン」

『コンビニ惣菜ペアリング道』第4回

新型コロナ対策の外出自粛でレストランやワインバーなどに行くこともままならなかった4月に始めた、家で出来るだけ手間をかけずに色々なワインペアリングを楽しんじゃう・・・というちょっとズボラな企画です。
意外とご好評いただきましたので、全国の緊急事態宣言が解除されてからもシリーズを続けることにしました！

さて、それではまず本日選んだお題ワインからご紹介。

『フアン・ヒル　ぺドレラ』
（スペイン/フミーリャ産赤ワイン
ブドウ品種：モナストレル種75%、シラー種25%)

Firadis WINE CLUBのお客さまにはすっかりお馴染み、『フアン・ヒル』のカジュアル赤。
完熟ブドウのジューシィ＆フルーティな味わいに、力強くもまろやかな渋味。
ご家庭の手軽な料理に色々合わせられる、毎日の定番ワインとしてケース購入のお客さまも多いワインです。

今回のお題ワインに対するコンビニ惣菜は、ミニストップさんで調達してきました。
ミニストップさんは、ソフトクリームやハロハロなどスイーツが充実していますよね。
（今回も、この買い出しついでに「佐藤錦ソフト」を楽しんできました！
さくらんぼの味がしっかりして、非常に良くできていました！！おいしかったです。）

まず、今回のペアリングで僕がアタリを付けて選んできたのは次の5つです。

【ペアリング候補のお惣菜 /どこが合いそうと思って選んだか】
・TOPVALU　ふっくらジューシー牛カルビ焼き⇒　合って当然！王道の組み合わせ
・TOPVALU ぷりっとした食感　牛すじ煮込み⇒　出汁感とモナストレルの旨味の調和
・TOPVALU 骨取りさばの味噌煮　⇒　味噌の甘みとワインの甘みが重なるイメージ
・TOPVALU直火で焼き上げ もも焼豚切落し⇒　シンプルな味付けの肉でワインがより引き立つ？
・MINISTOP ひとくちいちご（砂糖がけのドライフルーツ）⇒　いちごとワインの赤い果実感の同調

という想定の下、自宅で試飲・試食を実施しました。
結果から申し上げますと、やはり赤ワインでこういうスタイルのものはペアリングが見つけやすいですね。
今回はこれまでで最も「買ってきたもの全部がちゃんと合う！」という結果でした。
段々と、コンビニでのおつまみ選び精度が鋭くなってきた感じがします　笑

さて、その中でも皆さんに是非お試し頂きたい絶対おススメのペアリングは・・・
『直火で焼き上げ もも焼豚切落し（店頭価格税込213円でした）』とのペアリングです。

レンジでの加熱も容器の移し替えも必要なく、ただパッケージを開ければ食べられるこちらの商品。
本格的な焼き豚、というよりは柔らかく食べやすい「焼き豚風ハム」といった感じですが、いやいやどうしてワインにとてもよく合いますよ。

少しだけ甘めの味付けがしてある焼き豚は薄切りになっていて食べやすく、パサパサ感も無くしっとり。
ワインと一緒に口に含んで噛んでいくと甘みがじゅわじゅわっと広がり、焼き豚だけで食べた時よりも遥かにリッチな味わいに。
『ペドレラ』のジューシィな甘みと柔らかなテクスチュアと見事に同調してきます。
モナストレルというブドウ品種がもともと持っている「肉っぽいニュアンスの甘み」に、まさにぴったりと調和する感じでした。
これが税込213円、もっとたくさん買っておけば良かった・・・別のワインにも合わせやすそうです！！

イオングループに入ったミニストップさん、さすがに惣菜のレベルは高いですね。
カルビ焼きも牛すじ煮込みも、そしてサバの味噌煮も、旨味たっぷりで赤ワインとしっかり合ってきました。
今度は惣菜の品揃えがより多い「まいばすけっと」さんで、「TOPVALU」シリーズを更に色々チャレンジしてみたいと思います。