ワインボキャブラ天国【第32回】「滑らかな/さらりとした」英:smooth, easy to drink 仏:coulant

ワインボキャブラ天国【第32回】「滑らかな/さらりとした」英:smooth, easy to drink 仏:coulant

連載企画『Firadis ワインボキャブラ天国』は、ワインを表現する言葉をアルファベットのaから順にひとつずつピックアップし、その表現を使用するワインの例などをご紹介していくコーナー。
このコラムを読み続けていれば、あなたのワイン表現は一歩一歩豊かになっていく・・・はずです!

取り上げる語彙の順番はフランス語表記でのアルファベット順、ひとつの言葉を日本語、英語、フランス語で紹介し、簡単に読み方もカタカナで付けておきますね。
英仏語まで必要ないよー、という方も、いつかワイン産地・生産者を訪れた時に役に立つかもしれませんから参考までに!!

ということで今回ご紹介する言葉は・・・

「滑らかな/さらりとした」
英:smooth, easy to drink
仏:coulant(形容詞:発音は「クーロン」)

第27回に「粘性」という表現用語をご紹介した際に、ワインにとろみのようなテクスチュアを与えるのは主にアルコール成分だ、ということを書きました。
今回はその逆で、口に入れた時に非常にさらりとしていて軽いワイン。
重さを感じずに飲める滑らかなワインは、タンニン分などの含有量が少ないのと同時に、アルコール度数が比較的軽い、と考えることが出来ます。

僕がワインを飲み始めた90年代前半くらい、記憶ではまだ「地球温暖化」が国際的な社会問題として認識されるようになって数年、と言う頃でしょうか。
その頃のヨーロッパ産ワインはアルコール度数が11%からせいぜい13%未満のものが主体で、赤ワインでも12.5%くらいが平均値だったと思います。

今ではフランスの赤ワインでも13.5%くらいがごく当たり前ですから、やはりこの2-30年で欧州気候はより温暖になり、比例してアルコールの基となる果実の糖度も上昇しているのは間違いありません。
アルコール11-12%くらいのワインを飲んで「粘性」を感じることは殆どありません。
口に含んだ際の食感は非常に「滑らかで、さらさら」しています。

だからと言って、良質な生産者のワインならば決してバシャバシャとした雑な味わいではなく、しっかりと旨味・深みを蓄えているもの。
軽いワイン、というとどうもネガティヴな感じに聞こえてしまいますので、僕は度数の低い上質なワインに対しては「軽やかな」とか「しなやかな」等の表現を使うようにしています。
「軽やか」という言葉は非常に便利ですので、是非覚えておいてくださいね。

ということで今週はこのへんで!
今日、あなたの表現するワインの世界が少し広がりました!

CTA-IMAGE ワイン通販Firadis WINE CLUBは、全国のレストランやワインショップを顧客とするワイン専門商社株式会社フィラディスによるワイン直販ショップです。 これまで日本国内10,000件を超える飲食店様・販売店様にワインをお届けして参りました。 主なお取引先は洋風専門料理業態のお店様で、フランス料理店2,000店以上、イタリア料理店約1,800店と、ワインを数多く取り扱うお店様からの強い信頼を誇っています。 ミシュラン3つ星・2つ星を獲得されているレストラン様のなんと70%以上がフィラディスからのワイン仕入れご実績があり、その品質の高さはプロフェッショナルソムリエからもお墨付きを戴いています。 是非、プロ品質のワインをご自宅でお手軽にお楽しみください!
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