ワインボキャブラ天国【第79回】「薔薇の花」英:rose 仏:rose

ワインボキャブラ天国【第79回】「薔薇の花」英:rose 仏:rose

連載企画『Firadis ワインボキャブラ天国』は、ワインを表現する言葉をアルファベットのaから順にひとつずつピックアップし、その表現を使用するワインの例などをご紹介していくコーナー。
このコラムを読み続けていれば、あなたのワイン表現は一歩一歩豊かになっていく・・・はずです!

取り上げる語彙の順番はフランス語表記でのアルファベット順、ひとつの言葉を日本語、英語、フランス語で紹介し、簡単に読み方もカタカナで付けておきますね。
英仏語まで必要ないよー、という方も、いつかワイン産地・生産者を訪れた時に役に立つかもしれませんから参考までに!!

ということで今回ご紹介する言葉は・・・

「薔薇の花」 
英:rose
仏:rose  (女性名詞:発音は「ローズ」)

ひとくちに「薔薇の花の香り」と言っても、赤い薔薇、白い薔薇、と色によって香りが違うのでは・・・?と思いますよね。
僕もそう思っていました。ですが、実は薔薇の香りは花の色で変わるものではないのだとか。
香りの「タイプ」が色とは関係なく7つ存在し、育種家と呼ばれるバラ栽培のプロが色・香り・花の形などを総合的にデザインしていくようです。
(*僕がそれを知った情報元については後ほどリンクを掲載いたします。非常に面白く、勉強になりました!)

そして誰もが思い浮かべる「いわゆる標準的な薔薇の香り」は『ダマスク・クラシック』というタイプだそう。
その他『フルーティ』や『ティー』『スパイシー』などのタイプもあり、そもそも薔薇の香り表現がワインの表現と似たような捉えられ方をしているんですね。
したがって、「薔薇の香り」を表現として使うことの多いワインも、かなり広範に渡るのが当然・・・・
つまり、かなり使い勝手の良い表現ということになります 笑

実際に「薔薇の香り」的なニュアンスを感じる代表的なワインとしては、例えばコート・デュ・ローヌ北部のシラー種主体のワインや、イタリア ピエモンテ州のネッビオーロ種を使用した若いワイン、あとは勿論ブルゴーニュのピノ・ノワールなどが挙げられるかな、と思います。
これらは、菫の花の香りと合わせて表現することも多いですね。

そして、花による喩えでも「具体化」をするための補足的表現があります。
フルーツの場合は熟度や調理の有無(フレッシュ、完熟、砂糖漬け・・・)で具体足するのに対し、花の場合は例えば「薔薇のつぼみ」とか「ドライフラワー」「薔薇の花束」などが挙げられます。
「つぼみ」は若くフレッシュ、やや未熟なイメージ、ドライフラワーは熟成したワインに感じる印象ですよね。
そして、「花束」は香りの強さ・ボリューム感を分かり易く表現したものです。

さて、冒頭で薔薇の花の香りは色によって変わらない、ということを書いたのですが、例えば「赤い薔薇の花束」なんていう表現をすると、その香りの強さや方向性がより分かり易く強調されそうですよね。
実際の香りはどうあれ、やはりワインの表現はそれを聞いた・読んだ方がイメージを広げられることが優先。
花の色合い表現もどんどん加えていって良いのではないでしょうか??

それでは今回はこのへんで。
今日、あなたの表現するワインの世界が少し広がりました!

*薔薇の花の香りについては、以下のページがとても参考になりました。ご一読をお薦めします!
『蓬田バラの香り研究所』
http://www.baraken.jp/learn/classification.html 

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