「ボルドーの5大シャトーについて その3」 ワインはじめて講座

「よく聞く“5大シャトー”って何なの?」について。
仏ボルドー、メドック地域で「第一特別級」という最高ランクに格付けされた5つのシャトーの名前、 もう覚えて戴きましたか?
- シャトー・ラフィット・ロートシルト
- シャトー・マルゴー
- シャトー・ラトゥール
- シャトー・オー・ブリオン
- シャトー・ムートン・ロートシルト
1855年のパリ万国博覧会のイベントとして発表され、 これまでたったの1度しか格上げ・格下げの上下変更がされていないこの不動に近い格付。
今日はその一度の例外的見直しについてお話をしようと思います。
その対象となったのは『シャトー・ムートン・ロートシルト』。
1973年、最初の格付けからなんと118年も経過したのちに例外的に1級に格上げされています。
その例外的な措置がどのような経緯で取られたのかははっきりと分かりませんが、 120年にも渡りワインのクオリティをひたすらに上げ続けたその努力が認められた、 ということなのでしょう。
上のラベルは格上げとなった1973年ヴィンテージのアートラベル。
バロン・フィリップ・ド・ロートシルト男爵はそのラベルに、
「PREMIER JE SUI, SECOND JE FUS, MOUTON NE CHANGE. 我第一級なり、かつては第二級たり、されどムートンは変わらず。」
という言葉を刻んでいます。
漸く本来あるべき格付がされただけだ、という誇りを感じさせる言葉ですね。
ちなみに、5級の『シャトー・カントメルル』は、 1855年の格付で唯一1件だけ「遅れて追加された」シャトーです。
ですがまあ「1855年の格付」という意味では、最終的に固まったのもその年ということで、 これは例外的な格付変更とは見なされていません。
一応、補足しておきますね。
次回の「はじめて講座」もお楽しみに!
今日も1歩、あなたはソムリエに近付きました!

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