ワインペアリング奮闘記 第47回「ドメーヌ・コルディエ マコン・フュイッセ」
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ジューシー・ブルゴーニュ白にサクッと!ペアリング
このコーナーは毎回課題のワインに合わせたお料理を実際に作ってレポートするコ
コラムの性質上下記について、ご容赦いただいております。
■失敗してもやり直しできませんので、
■うちの子に乳製品アレルギーがあるため、チーズやクリーム、
今回のお題は『ドメーヌ・コルディエ マコン・フュイッセ』です。
私が人生で初めて訪れたワイン生産者が、このコルディエです。
マコン地区は丘の上に立つととても見晴らしが良くて、
ドメーヌ・コルディエを訪ねたのは2017年、
今回はそのフュイッセ区画で収穫されたワインということですね。
テイスティング:
早速、大きめのグラスになみなみと注いでいきます。
輝きと滑らかさを感じさせる、やや濃いめのイエロー。
香りは、大ぶりの果実を思わせます。熟したりんごや洋梨、黄桃、
果実以外には、ハチミツや、ミルク、ローストしたナッツなど。
口に含むとテクスチャはとても滑らか、
熟した果実の甘やかさと、穏やかで上品な酸味が舌に広がり、
ミドル以降も果実の厚みをしっかりと感じ、
うーん、流石はコルディエですね。月並みな言葉ですが、とても美
以前取り上げたマコン・クロ・ド・ラ・
このマコン・フュイッセの方がふっくらと大ぶりな果実を感じます
さて合わせる料理ですが、このしっかりとしたボリューム感だと、
白身のお肉、ポークやチキン。特にポークは脂に甘みがあり、
とてもフルーティーなワインですから、
このマコンらしい温かみに寄り添うよう、黄色いパプリカもソース
というわけで今回は、『ポークカツレツ・リンゴ&
料理レシピ:
まずはソースです。
細かく切った玉ねぎをオリーブオイルでしんなりするまで炒め、
ここに白ワインを加えて少し煮詰め、
トンカツ用の豚肉に塩胡椒をして、ラップでくるみ、
この肉に小麦粉、卵、細かくしたパン粉の順番でつけて、
ペアリングレポート:
カツレツはナイフをいれるとサクッ!ソースを乗せて頬張ると口の
ソースは、酸味が穏やかで甘酸っぱい。
さて、ここにマコン・フュイッセを合わせていくと・・・
クリスピーな衣を優しくなだめるような、滑らかなワインの質感。
カツレツのしっかりとしたボリューム感や脂身に、
黄色いソースとの相性も、
どことなく陽気で、元気のでる組み合わせになりました。
ワインが料理を引き立て、料理がワインを引き立てる、
如何でしたか?
今回はジューシーなワインにボリューム感のある料理で、
ソースがぽろっと落ちてしまうのは個人的に反省点ですが 苦笑
試しにマスタード・マヨソースもつけてみたところ、
とんかつソースをつけてしまうと、
前半はあっさりソースで白、
それにしてもマコン・フュイッセ・・・とても美味しくて、
後悔させませんので、是非一度お試しくださいね。
今回のペアリング・ワイン
『ドメーヌ・コルディエ・ペール・エ・フィス マコン・フュイッセ2017年(30ケース限定入荷)』
(フランス /ブルゴーニュ地方マコネ地区産白ワイン ブドウ品種:シャルドネ100%)
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