「ワイングラスには何を選べばいいの? その4」 ワインはじめて講座

「ワイングラスには何を選べばいいの? その4」 ワインはじめて講座

前回は画像の左から4番目、「ボルドー型」グラスのご紹介。
このグラスの特徴は「ワインの様々な味わい要素をギュッと凝縮・集約し、濃い味で飲ませてくれる」
重く濃厚なタイプのワイン、つまりカベルネやメルロ種を使ったボルドーワインに最適、ということでした。

それでは今回は左から6番目(右から2番目、のほうが分かりやすいですね)のグラスをご紹介。
金魚鉢のように丸く膨らみ口広で大きい形のもの、これが「ブルゴーニュ型」と呼ばれるものです。

このグラスはその大きく丸い形からも想像できる通り、
「ワインの味わいを、広く大きく伸びやかにする」機能を持っているグラスです。
繊細な果実味と酸、そしてやや硬質なミネラル分が特徴のブルゴーニュの赤ワインは、 このグラスで飲むことで味わいが大らかに伸びやかに、そして酸やミネラルのタッチが優しくなります。

ボルドーとブルゴーニュが、世界を代表するワイン産地の両巨頭であり、
丁度相反するような味わいスタイルを持つワインだということは、ご存知の方も多いと思います。
ボルドーの「果実の凝縮感とタンニン」は、よりギュッと濃縮したほうが美味しいですし、 ブルゴーニュの「フレッシュな果実味・酸・ミネラル」は、柔らかに大らかにすると楽しみやすい
それぞれの良いところ・楽しむべきところを伸ばしてあげるのがグラスの役割、ということですね。

だからお互いを逆のワイングラスに注ぐと、全く正反対の味わいに感じることになります。
ボルドーの濃厚な凝縮感はブルゴーニュグラスに入れるとやや優しく、 ブルゴーニュワインはボルドーグラスに入れると渋みと酸を感じるなかなかパワフルな味わいになります。
この2つのグラスをいつも用意して、1本のワインを飲み比べていくと、なかなか面白いですよ。
僕はいつも、そうやって飲んでいます。

それでは今回はここまで・・・次回は「スパークリングワインのグラス」についてお話ししますね。

今日も1歩、あなたはソムリエに近付きました!

CTA-IMAGE ワイン通販Firadis WINE CLUBは、全国のレストランやワインショップを顧客とするワイン専門商社株式会社フィラディスによるワイン直販ショップです。 これまで日本国内10,000件を超える飲食店様・販売店様にワインをお届けして参りました。 主なお取引先は洋風専門料理業態のお店様で、フランス料理店2,000店以上、イタリア料理店約1,800店と、ワインを数多く取り扱うお店様からの強い信頼を誇っています。 ミシュラン3つ星・2つ星を獲得されているレストラン様のなんと70%以上がフィラディスからのワイン仕入れご実績があり、その品質の高さはプロフェッショナルソムリエからもお墨付きを戴いています。 是非、プロ品質のワインをご自宅でお手軽にお楽しみください!
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