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ワイン職人に聞く、10の質問【第7回】エレンシア・アルテス(スペイン テッラ・アルタ地方)

ワイン職人に聞く、10の質問【第7回】エレンシア・アルテス(スペイン テッラ・アルタ地方)

≪ひとりのワイン職人の頭の中を覗く一問一答インタヴュー!≫
『ワイン職人に聞く、10の質問』
第7回 エレンシア・アルテス(スペイン テッラ・アルタ地方) / ラファエル・デ・ハーンさん

『ワイン職人に聞く、10の質問』第7回、『エレンシア・アルテス』。 オーナーであるラファエルさんのワイン造りに対する想いの一問一答、 それにしても濃厚な内容でした・・・・!

Q1:ワイン造りを一生の仕事にしよう、と決意したきっかけは何ですか?
⇒僕がワインビジネスに入ったのは、両親が英国でインポーターを立ち上げた時から。 僕の最初の仕事は、これまでに行った事もなかったチリとアルゼンチンを訪れ、 両親の会社で輸入する良いワインを探して造り手と交渉をしてくることだった。 初めて訪れたブドウ畑で栽培家と会い、その瞬間ワインと恋に落ちた感じがした。 そして同時に、僕も絶対にいつか自分のワイナリーを持つんだ、と決心したんだ。

Q2:これまでワインを造ってきて、一番嬉しかった瞬間は?
⇒毎年、そのヴィンテージのワインが瓶詰めされた瞬間。
その年に達しえた品質がそのまま閉じ込められ、そしてそこから熟成のマジックが始まっていく・・・ とてもワクワクするときだよ。

Q3:その反対に、一番辛いときは?
⇒辛い、ことはないけど、いつでも「ワイン造りは難しい!」と思っているよ。でも、一番は「設備が足りなかった」ときかな。
例えば、畑の区画複数で素晴らしいブドウが収穫できた時に、 その区画ごとに単体でワインを仕込みたい・・・と思っても、 どうしても小さなタンクの本数が足りないことがある。 だから泣く泣くひとつのタンクでブレンドせざるを得ないなんて言うときは、 「もっとタンクがあれば・・・」と悔しい想いをしたんだ。 でも、最近は随分設備を増強して、色々な畑のワインを細かく仕込めるようになってきた。 これでもう、辛いことは何もなくなるかな 笑

Q4:ワイン造りで最も「決め手になる」のは、どの工程だと思いますか?
⇒仕込みの最初の2週間、だと思う。そこでワインのキャラクターがほぼ決定されるから。 白ワインは強い圧搾をしてしまうとタンニンやえぐみが出過ぎてしまうが、 プレスを最小限に押さえつつワインに複雑な要素を抽出していくのが重要。 赤ワインも、ブドウが持つ色素とタンニンを十分に引き出しつつ、 上品さとピュアさを残していくことが一番大切なことだと思う。

Q5:あなたにとっての「理想のワイン」とは?
⇒僕はワインの理想像に 「飲みやすくて、万人が気に入るコマーシャルなワイン」であることを求めない。 特に白ワインは、タンニンを感じさせ、酸が強く、複雑で風味豊かなものが理想なんだ。 華やかで優しい香りや、明るく分かりやすいワインにしたいとは思っていないかな。 でもその逆に、赤ワインはとにかくエレガントなものを目指している。 タンニンがしなやかで優美、上品なスタイルが理想だね。

Q6:今までに飲んだ中で最高のワインを1本だけ選ぶとしたら?
⇒1996年のDRC『ラ・ターシュ』と、2012年のガヤ『スペルス』が双璧。

Q7:自分のワインと料理、これまでに一番マリアージュしたと思った組み合わせを教えてください。
⇒僕が造るワイン、特にガルナッチャ・ブランカの白ワインには、タコや烏賊を使った料理が非常に良く合うと思う。
あの独特な弾力性のある食感とクリーミーな味わい、そして身に含まれる塩味がワインと絶妙に合うんだ。 日本でもタコや烏賊は良く食べると思うので、是非試してみて!

Q8:もしあなたが他の国・地域でワインを造れるとしたら、どこで造ってみたいですか?
⇒リベイラ・サクラ(スペイン北西部、ガリシア地方です)のテロワールに非常に強い興味がある。

Q9:あなたの「ワイン造り哲学」を、一言で表現してください。
⇒僕たちがワインを造っている土地の「テロワールの魔法」を伝えたい。この美しい景色や自然すべてが閉じ込められていて、 飲んだ人がそれを想像してくれるようなワインを造ることが僕の理想だよ。

Q10:最後に・・・日本にいるあなたのワインのファンに、メッセージを!
⇒ブルゴーニュワインのファンの方なら、僕たちがテッラ・アルタで造るワインをきっと気に入ってくださるはず。 石灰を含む土壌など、テロワールにも多くの共通点がある。 ブルゴーニュ最高の高貴品種ピノ・ノワールとシャルドネが、 つまり僕らにとってのガルナッチャ・ネグラとガルナッチャ・ブランカということ!

如何でしたか??
これまで登場したワイン生産者たちとはかなり視点の違う回答が多く、訳していてちょっと興奮しました 笑
特に、ワイン造りの一番重要ポイントで「醸し」にフォーカスしたのが面白いなあ、と。

そして、このワイン職人が情熱を傾けたのは・・・こんなワインです。

≪まるでブルゴーニュワインのような上質なエレガンス・・・『ガルナッチャ』の理想形がここに。≫
エレンシア・アルテス レステル 2016年
『エレンシア・アルテス レステル』
(スペイン/テッラ・アルタ産赤ワイン
ブドウ品種:ガルナッチャ・ネグラ種65%、シラー種25%、カリニェナ種10% / 熟成:バリック熟成)

≪濃密な桃の香りに白系スパイス・・香り高くしなやかエレガントな白ワイン。≫
エレンシア・アルテス ベヌフェト 2014年

『エレンシア・アルテス ベヌフェト』
(スペイン/テッラ・アルタ産白ワイン
ブドウ品種:ガルナッチャ・ブランカ種100%、シラー25%、カリニェナ10% / 熟成:コンクリートタンク熟成)

この生産者のワインには全て、スペインワインのイメージを根底から覆すような「きれいさ・優美さ」が通底しています。

赤ワイン『レステル』は、まるで上質なブルゴーニュ・ピノ・ノワールを飲んでいるよう。 その繊細な柔らかさと透き通るような酸は、極上のバランス。 主体となるガルナッチャ=グルナッシュから思い描く 一般的なジューシィ&フルーティスタイルとは完全に別次元の、 優美なエレガンスと美しい均衡を体現する1本です。 3月に開催したスペインワインのイベントにて販売前のお試し的にお客さまに飲んで戴いたのですが、 正直に申し上げてフアン・ヒル ブルー・ラベル』よりも熱烈な歓声が上がりました

そして白ワイン『ベヌフェト』は、濃密な甘い果実味と白胡椒を想わせる香りの高さで、 2,000円少々の価格とは思えないような贅沢な飲みごたえ・・・ 南ローヌの上級の白ワイン的なスタイルですね。

CTA-IMAGE ワイン通販Firadis WINE CLUBは、全国のレストランやワインショップを顧客とするワイン専門商社株式会社フィラディスによるワイン直販ショップです。 これまで日本国内10,000件を超える飲食店様・販売店様にワインをお届けして参りました。 主なお取引先は洋風専門料理業態のお店様で、フランス料理店2,000店以上、イタリア料理店約1,800店と、ワインを数多く取り扱うお店様からの強い信頼を誇っています。 ミシュラン3つ星・2つ星を獲得されているレストラン様のなんと70%以上がフィラディスからのワイン仕入れご実績があり、その品質の高さはプロフェッショナルソムリエからもお墨付きを戴いています。 是非、プロ品質のワインをご自宅でお手軽にお楽しみください!
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