ワインペアリング奮闘記 第21回「サバルテス カバ・ブリュット・ロサド」
- 2019.12.15
- ワインペアリング奮闘記
- サバルテス, スパークリングワイン, スペイン, ペアリング, マリアージュ, レシピ, ロゼ, 和食
『お料理パパのワインペアリング奮闘記』第21回
みんな大好きあの定番料理に、ロゼ・カバが大活躍
このコーナーは毎回お題のワインに合わせてお料理を実際に作り、レポートするコラムです。
コラムの性質上下記の点について、ご容赦いただいております。
■失敗してもやり直しできませんので、その時は何がダメだったのか考察する回とさせて下さい。
■家庭の料理なので、冷蔵庫にたまたま余っていた物なども積極的に使います。
■うちの子に乳製品アレルギーがあるため、チーズやクリーム、ミルクなど乳製品が使えません。
さて今回のお題は『サバルテス カバ・ブリュット・ロサド』です。
良く冷やしてグラスに注ぐと、溌溂とした泡が立ち上ります。
その白い層が落ち着くにつれ、美しいピンクの色調の液体が姿を現します。
香りは、フレッシュなイチゴやフランボワーズ。チャーミングな印象。
口に含むと、冷たさと泡の感覚にのってフレッシュでピュアな甘酸っぱい果実が弾けます。
中盤からは、ロゼならではの穏やかな、友好的なタンニンを感じました。
ベリー系の酸と共に、キュッ味わいを引き締めてくれます。
お食事ともあわせやすそうな、辛口ロゼ・スパークリング・ワインですね。
スパークリング・ワインといえば前菜にペアリングされることが多いですが、お家でお食事時に飲むことを想定すれば、メインまで泡と相性の良いものをチョイスしたいですよね。
このワインは、ロゼならではの優しいタンニンが感じられて味わいもしっかりしているので、火を通した魚介類や、白身のお肉を使った料理をおすすめしたいです。
さて何にしようか、と普段ならあれこれ考える場面ですが、実は今回はもうお料理が決まっています。
何故なら、このサバルテス カバ・ブリュット・ロサドは、我が家では定番の「アレ」をいただく時に外せない相棒。
それは何かと言いますと・・・『鶏の唐揚げ』です!
作り方:
鶏モモ肉を、やや大きめにカットします。
醤油と酒、生姜のおろし汁を合わせて、お肉を2~30分程付け込みます。
衣は片栗粉と小麦粉を半々で。下味の付いたお肉にしっかりとまぶしましょう。
これを2度揚げします。ついでに付け合わせのお野菜も素揚げして、レモンを添えていただきます。
実食:
からっと揚がりました。レモンを絞って、いただきます。
前述の粉の配合では衣は軽くサクッとした食感。
鶏肉は柔らかくて、とてもジューシーです。
飲み込むのも待てずに、よく冷えたサバルテス カバ・ブリュット・ロサドを流し込むと・・・。
うまい、うますぎる!やはり、素晴らしいです。
衣のクリスピーさや、お肉そのものの脂感に対して、はじける泡がもたらす爽快感が見事にマッチ。
そして、ボリュームのある白身肉に対して、しっかりとした酸とタンニンが染み込むことで、味わいを補完し、芯を持たせ、旨味をも引き出してくれます。
ロゼならではの赤系果実のアロマは、お醤油との相性も良好ですね。
食後感もすっきりとして、大変心地良し。
これは、マリアージュの王道と言えるようなペアリングだと思います!
いかがでしたか?
我が家では、唐揚げの時にはサバルテス カバ・ブリュット・ロサド。
必需品なので、いつもセラーに1本確保するようにしています。
それではご意見、ご感想お待ちしております。次回もお楽しみに!
テーブルに置くだけで雰囲気が一気に華やかに・・・・
『サバルテス カバ・ブリュット・ロサド 』
(スペイン/ペネデス地方産ロゼ・スパークリングワイン
ブドウ品種:ピノ・ノワール100% / 熟成:36か月以上 ドザージュ量:8g/L)
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