ワインペアリング奮闘記 第104回 シャトー・ラランド・ドーヴィヨン 2009年 × 夏野菜と鶏肉の煮物

ワインペアリング奮闘記 第104回 シャトー・ラランド・ドーヴィヨン 2009年 × 夏野菜と鶏肉の煮物
『お料理パパのワインペアリング奮闘記』第104回
じんわり繊細系ボルドー赤こそ和食におすすめ!

このコーナーはフィラディスの「お料理好き」スタッフ西岡が、毎回課題のワインに合わせたお料理を実際に作ってレポートするコラムです。コラムの性質上下記について、ご容赦いただいております。
 
■失敗してもやり直しできませんので、その時は何がダメだったのか考察する回とさせて下さい。
■子供に乳製品アレルギーがあるため、チーズやクリーム、ミルクなど乳製品不使用です。

今回の課題は『シャトー・ラランド・ドーヴィヨン メドック・クリュ・ブルジョワ 2009年』です。グレート・ヴィンテージと言われるボルドー2009年。11年を超えるの時を経て、どのように熟成しているのか楽しみですね。早速テイスティングしてみましょう!

 
 
テイスティング:
色調は暗めのガーネット。
香りはクランベリーや山楂、プルーンなどのドライフルーツ。
ドライフラワー、シナモン。
第一印象からやはり熟成のニュアンスを感じますね。
鉄っぽさや、湿った土のような香りもとれました。
最初やや閉じていましたが、スワリングでふわふわと開いてきます。
味わいは、なめらかな口当たりで、アタックから鉄っぽいミネラルを感じました。
果実味は奥に潜んでいる感じで、酸味は角が取れていますが、豊かに広がって来ます。
タンニンは細やかで、すこし口にくっつくくらい。
中盤以降、じわじわとした旨味、熟成由来の複雑味を感じます。
アフターは仄かな苦味とミネラルのニュアンスを残しつつ、どちらかといえばあっさりとした印象でした。
全体的に品が良く、繊細でエレガントな印象の中に、熟成の複雑味が感じられるボルドー赤ワインです。

合わせる料理:
程よくマイルドで、樽感も強くなく。熟成による旨味や優しさを感じるこの味わい。
ボルドー赤ワインと聞くと反射的にステーキ等を合わせたくなったりするものですが、このワインの場合は、もう少し繊細な料理が合うと思うので、和食などいかがでしょうか?
出汁や醤油が合うのではと思います。
というわけで、今回は出汁、醤油を使って鶏肉と季節の野菜を使った煮物を作りたいと思います。
『夏野菜と鶏肉の煮物』に決定です!

レシピ:
フライパンに油を引いて、鷹の爪、ナスとパプリカを炒めます。
鶏もも肉を加えて炒め合わせ、みりん、砂糖、出汁、醤油、生姜を加え、厚揚げ、戻した干し椎茸、を加え15分ほど煮て、仕上げにオクラを煮合わせて出来上がり。


ペアリングレポート:

 

【総合評価】
星3つ:★★★☆☆
インパクトはありませんが、なかなか相性は良いですね、美味しいです。ご自宅で安心して楽しめるペアリングでしょう。じんわり優しく合いますよ!

【評価ポイント】
○煮物の柔らかいテクスチャが、角のとれたタンニンの優しさにマッチ
○旨味の相乗効果で、単体の時より複雑な余韻を長く楽しむことができます。
○特に美味しかった素材は干し椎茸。熟成ワインとの相性の良さは今後研究に値するかも!
△ちょっと地味かな。これペアリングしてたの?とは妻の反応(汗)

如何でしたか?
個人的には我々日本人にはこういったボルドー赤ワインこそ使い勝手が良いのではと思います。
食卓に出していたマグロの刺身も意外と良く合っていました
こういうワインを飲むと、強いばかりが正義じゃないな、と改めて思います。
みなさんもよかったらこちらのワイン手に取って見て下さいね。(西岡)

 

今回のペアリングワイン:『シャトー・ラランド・ドーヴィヨン メドック・クリュ・ブルジョワ 2009年


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